大津秀一🍀早期からの緩和ケア医師🍀緩和院長🍀緩和専門クリニック🍀「どこでも緩和」で全国対応 Profile picture
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Sep 6, 2021 4 tweets 1 min read
日本でも行われている抗体治療ロナプリーブに関しての医学誌BMJの論説

大規模試験で
・抗体陰性者で死亡率低下
・抗体陽性者で死亡率低下なし

無差別な使用はエスケープ変異を起こしうるため最大の利益を得る立場の人に優先すべきと

これらを踏まえ抗体検査結果も投与の検討材料に入れるとのこと bmj.com/content/374/bm…
イギリスのRecovery試験の一環として行われた9785人からのデータ

【発生率比】
・抗体陰性者 0.80(95%信頼区間0.70-0.91)
・抗体陽性者 1.09(95%信頼区間0.95-1.26)
と陰性者のみ統計的に有意な差あり

日本で当てはまるかはともかく最適な患者さんの選択の一定の参考に
Sep 5, 2021 5 tweets 1 min read
ワクチン接種のリスクvs感染のリスク

要因なしを1

【ワクチンvs感染】
・急性腎障害 0.44 vs 14.83
・不整脈   0.89 vs 3.83
・脳血管障害 0.84 vs 2.12
・頭蓋内出血 0.48 vs 6.89
・心筋炎   3.24 vs 18.28
・血小板減少 0.94 vs 4.24
・肺塞栓   0.56 vs 12.14

違いがわかる 出典はNEJMの以前も紹介した論文の表S6
nejm.org/doi/full/10.10…

この研究はワクチン接種者と非接種者で比較しているイスラエルのもの

ワクチン接種において心筋炎に関してはリスク増加が認められた(10万人あたり3例の超過事象)

年齢の中央値は25歳、90.9%が男性だった
Sep 3, 2021 4 tweets 1 min read
ファイザーとモデルナの比較、新研究

RBDへのIgG抗体

1回目接種後
・ファイザー 5.9μg/mL
・モデルナ  19.1μg/mL

2回目接種後
・ファイザー 45.9μg/mL
・モデルナ  68.5μg/mL

とモデルナが高く、興味深い点としてモデルナは年齢による差がなくファイザーは50歳以上で抗体が相対的に低い傾向 JAMA Network Openに掲載
jamanetwork.com/journals/jaman…

アメリカの医療者での研究

モデルナの方が各種抗体のレベルが高いのは既に指摘され、それと合致

今回の研究では50歳以上と未満での比較あり、特にファイザー1回目接種後で

・50歳以上  2.1μg/mL
・50歳未満 10.2μg/mL

と差異あり、参考になる