Thread Reader
Share this page!
×
Post
Share
Email
Enter URL or ID to Unroll
×
Unroll Thread
You can paste full URL like: https://x.com/threadreaderapp/status/1644127596119195649
or just the ID like: 1644127596119195649
How to get URL link on X (Twitter) App
On the Twitter thread, click on
or
icon on the bottom
Click again on
or
Share Via icon
Click on
Copy Link to Tweet
Paste it above and click "Unroll Thread"!
More info at
Twitter Help
たっつん
@tattsun_cw
介護士歴19年のうち、介護部長を16年やってます。介護についての投稿をまとめた書籍がKADOKAWAさんより発売中。書籍を買ってくださるのはもちろん嬉しいですが、フォローして投稿を見るだけならタダなので、そっちもおススメ。
Subscribe
Save as PDF
Apr 3
•
4 tweets
•
1 min read
「 おーーーーーいっ! 」
夜になると大声で叫び続ける
認知症のN夫さん。
ご自宅で介護している
ご長男さん夫妻が
ゆっくり休める日を確保するため、
老人ホームでの
お泊りを試しておられたが、
これまで全てのホームで
1泊もできずに利用を断られていた。
わけあって、
ぼくの勤めるホームで
1泊利用を試して頂くことになったが、
事前の情報で
” 介護の全般に拒否が強く、
夜中になると大声で叫ぶ ”
というのを知らされていたので、
ぼくが宿直
( 夜勤ではなく、
警備員のような役割 )
でホームに泊まる日に合わせて
お越し頂くことになった。
22時の見回りを終えると
翌6時の間は待機しておくが
仕事の宿直なので、
つまりは朝まで仮眠できるのだが、
その時間を寝ない覚悟だったのだ。
N夫さんは
ほんとに全てにおいて
拒否がスゴくて、
食事も水分も
ほとんど口につけてくれないし、
トイレも行かない。
紙パンツが濡れているかも
確認させてくれないし、
おフロにお誘いしても
「 家で入るからええ! 」
と拒否される。
ただ、
日中は叫ばれることはなく
お部屋で横になっておられた。
問題は、
やっぱり夜だった。 一日中なにも食べていないのに、
夕食を目の前にお出ししても
やっぱり食べてくれない。
トイレの声かけもやっぱり拒否。
パジャマにも着替えてくれない。
しかたなくお部屋にお連れして
横になって頂くが…
お1人になられると、
大声で
「 おーーい!おーーーいっ! 」
と叫びだした。
誰かが行くまで
どんどん声量が上がっていく。
他のかたが寝れないレベルなので、
職員がお部屋に行かざるを得ない。
それなのに、
「 どうされました? 」
とお聞きしても
何も言われないし、
身体に触れるのも拒否される。
これが延々と続くので、
夜勤者さんには
他の入居者さんの対応をしてもらい、
22時以降は
ぼくがN夫さんの対応を
マンツーマンですることにした。
そして、
N夫さんは一睡もされなかった。
ほんとに対応が困難だと、
たった1日でわかった。
翌日。
N夫さんが帰られた後で
次回以降のご利用は
さすがに難しいことを、
夜間のご様子を交えて
長男さんの奥様
( ご家族さんの窓口 )
にお伝えしようと電話をしたら、
「 今回はほんとに
ありがとうございました。
おかげで昨晩は
ゆっくり休むことができました! 」
と、感謝の言葉を
先に言われてしまった。
Save as PDF
Dec 15, 2023
•
5 tweets
•
1 min read
「えっ?2週間でこんなに認知症って進んじゃうの?」
D子さんのあまりの変貌ぶりに、
ぼくたち職員は驚きを隠せなかった…
90代のD子さんは、軽度の認知症はあるものの、
”なんで施設に入居されたんだろ?”って、
思うくらいしっかりされたかただった。
朝はご自分で化粧をしてお部屋から出てこられ、
テーブルを拭いたり、他の入居者さんにおしぼりを配ってくれたりと、職員の手伝いをしてくださる。
新聞広告を折りたたんで、『使い捨てゴミ箱』を作るのが得意。
そんなD子さんなので、他の入居者さんとは会話が噛みあわず、職員と笑って過ごすことのほうが多かった。
そんなD子さんが、急に体調を崩して入院されることになった。 さいわいにも、2週間ほどで退院してこられるとのことで、ぼくたちは安心したのだが、実際、戻ってこられたD子さんの、あまりの変わりようにかなりのショックを受けた…
杖をついて歩いておられたのが車椅子になり、
職員のことを1人も覚えておらず、
トイレの場所や職員を呼ぶナースコールを認識できない。
これまで普通にご自分で用を足しておられたのに、当たり前のように失禁してズボンを濡らし、オムツの中に出てしまったウンチを手でいじり、布団で拭いてしまう…
Save as PDF
Sep 17, 2022
•
9 tweets
•
1 min read
認知症のおばあさんが、いつも夜中に人の部屋に入る。止めてもガンガン行くので、職員さんが困ってた。様子を見る為に、ぼくが夜勤をする。0時ちょうど。そのかた(Kさん)が部屋から出てきた。車椅子を足でこいで移動している。遠くから見てると、すぐに隣りの部屋のドアを少し開け、中を覗かれてる その後ドアを閉め、すぐその隣りの部屋へ。また中をチラッと見て、隣りの部屋へ。それをフロア内の全30室。小一時間かけて回り、ご自分の部屋に戻られた。少しして、Kさんのご様子を確認すると、よく寝ておられる。2時。また出てこられ、同じ行動を取られる。一緒に夜勤している職員さんに聞くと、
Save as PDF
Sep 15, 2022
•
6 tweets
•
1 min read
認知症のおばあさんが「おうち帰らなあかん」と、夕方になるとウロウロし始める。毎日のことでなかなか落ち着かれず、職員みんなが困ってた。ある日、「おうちまで送って行きますね」と一緒に施設を出た。隣りに付きながら、なるべく穏やかに話しかけるが、「ついてこんでええ!」と大きな声で怒鳴る こけそうな時など、すぐに手が届く距離で付いて歩き、どうしたらいいか迷ってる時に話しかける。だんだん、ぼくの顔に安心される感じが大きくなる…そんな散歩を2時間。最後はヘトヘトで座り込まれた。施設に電話して車で迎えにきてもらう。おばあさんにお茶を飲んで頂いて、それから一緒に施設へ戻る