タニグチリウイチ:2023年も引き続き週何日か三鷹通い Profile picture
ラノベ系書評家。谷口隆一としてITアニメ玩具ゲーム系の記事を書くも所属新聞社の構造改革で2019年3月末に退社。7月から三鷹のアニメ会社でアーカイブのお手伝いしつつ書評やイベントリポートやインタビューなどライター仕事を求めております。→riuichi@can.bekkoame.ne.jp
Oct 29, 2021 5 tweets 1 min read
社史として編纂され世に出回らない『KADOKAWAのメディアミックス全史 サブカルチャーの創造と発展』(佐藤辰男)が凄いと喧伝した手前、その凄さの一端を示す。『ケロロ軍曹』という作品があって漫画もTVアニメも人気で子供たちの支持もあってケロロたちはKADOKAWAが推すキャラの代表だった。でも… 最近はアニメもやってないし子供たちに大人気といった雰囲気がない。これについて本書は井上伸一郎さんの「キッズアニメを支えるのは商品化だと思い知った」という述懐を交えて現状を憂う。キッズ・ファミリーアニメは『長期のコミック連載とテレビアニメ放映で人気を蓄え、商品化で刈り取る……』
Oct 1, 2020 6 tweets 1 min read
10年くらい前に赤塚不二夫さんのアニメを集めたDVDが出る際に、大竹宏さん富田耕生さん肝付兼太さん太田淑子さんに揃ってインタビューする機会があって、その時に雨森雅司さんの当たり役だったバカボンのパパを演じるにあたって悩んだことを富田さんから伺ったっけ。当時書いた原稿から引っ張ると…。 『富田耕生さんは、91年放送のテレビスペシャル「バカボン・おそ松のカレーをたずねて三千里」でバカボンのパパを演じてる。72年の「天才バカボン」や76年の「元祖天才バカボン」で演じていた雨森雅司さんが84年に死去。あの口調も含め、日本人の心に大きく浸透したキャラクターだけに……』
Sep 20, 2020 6 tweets 1 min read
文化庁メディア芸術祭への行き来に川岸殴魚さんの『呪剣の姫のオーバーキル~とっくにライフは零なのに~』(ガガガ文庫)を読む。オークを大鉈で切って殴って開いて叩いて裂いて抉ってと惨殺の上に惨殺を重ねる女剣士の暴れっぷりが映像で見たいが全編モザイクになりそうな。
gagagabunko.jp/newrelease/ind… 王室御用達だった魔法鍛治士の地位を取り戻そうとテオ少年がミスリルを探し旅する途中に出会った女剣士シェイはオークに襲われたテオたちを惨殺に次ぐ惨殺で助けるものの、途中で武器が尽きかけた時、テオが現場で腕を見せる。川岸殴魚さん『呪剣の姫のオーバーキル~とっくにライフは零なのに~』
Sep 7, 2020 4 tweets 1 min read
Netflixの日本ローンチ5周年会見で興味深かった事。ドラマ『今際の国のアリス』を監督する佐藤信介さんが「Netflixのプログラムはデータを取られていてそのデータに基づいて作品の企画やキャスト選びが行われると言われているが、そういう話し合いはなかった」と話していた。民放TVドラマと違う感じ。 「どうしたら人々が面白い物が作れるか。どうやればさらに次が観たいという気持ちにさせられるかというエンタテインメントの神髄を話し合った」とNetflixで『今際の国のアリス』を作る佐藤信介監督。「気分としては自由な気持ちで作れた。本当に面白いものはなにかと考え続けていられた」。最高だな。
Aug 28, 2020 31 tweets 1 min read
他の様々な政策が実現途上にある中、職を辞することになったことについて、国民の皆様に心よりお詫びと安倍総理。志半ばで職を去るのは断腸の思いだが、新たな強力な体制の者、あらたな政策推進力を得て進んでいくものと思う。次が決まるまでしっかりと役割を果たし体調を万全にして1議員として支える 日本テレビ「辞意を表明したが、継続的な薬の投与をしながら執務に当たる選択肢はなかったか。辞任はいつ決意したか。任期途中での辞任は政権投げだしという批判にはどう説明するか。後継者はどう決めるのか」安倍総理「治療との関係、使っている薬に合わせ点滴新しい薬2回。検査し効果出ている」
Aug 7, 2020 4 tweets 1 min read
白鳥士郎さん『りゅうおうのおしごと13』(GA文庫)を読む。「「コンパ昆布魅力ハムハムバロック武蔵日誌に新聞紙発進鼻血ミジンコ梨みんな」vs「こう…………こう…………こう、こう、こう、こう、こうこうこうこうこう―」の融合の果てに小学生女性プロ棋士戴冠という奇跡が起こる可能性を考える。 JS研の水越澪が父親の転勤で欧州行き。空銀子の三段リーグ最終日が行われた翌日で銀子は倒れ八一は見舞いで関西にいない間にJS研が見送りに行く中で語られる思い出と、メディア商品向けSSの融合で作られた幕間的な白鳥士郎さん『りゅうおうのおしごと13』(GA文庫)だけどここにも将棋魂が満ち溢れてる
Aug 2, 2020 7 tweets 1 min read
『アルプススタンドのはしの方』舞台挨拶@Zoom in イオンシネマ 幕張新都心。楽しかった。 Image 舞台挨拶では好きなシーンをそれぞれ語ってくれた『アルプススタンドのはしの方』。あすは役の小野莉奈さんは藤野役の平井亜門さんと「進研ゼミじゃん」とハモるところが青春っぽかったと。平井さんは矢野という選手に向けて西本まりんさん演じる田宮が「嬉しそう」というシーンだとか。それは……。
Jul 19, 2020 6 tweets 1 min read
目覚めたらそこは2000年後の地球から遠く離れた惑星で、ロボット姉妹に見下ろされていて裸なのはいけないからと妹のパンツを脱がせて履かせようと姉が言い出したりするエロい描写もいっぱいなコメディに見えるのに、芯にあるのは立派なSFだった佐藤ケイさん「星継ぐ塔と機械の姉妹」(電撃文庫) ロボットたちが主たるべき人類を失った中で迷いつつある状況下、どうやって快復を目指そうかと探求する物語に、人間的なAIを作ろうと懸命だった若い研究者と病気がちな恋人の思いがどうやって受け継がれていったのかといったメロウな物語が合わさってる佐藤ケイさん「星継ぐ塔と機械の姉妹」。
Jul 3, 2020 5 tweets 1 min read
宮内悠介さんの新著『黄色い夜』(集英社)を頂いたので読む。薄いと思って読み始めると結構な密度の上に内容が重い。アフリカのエチオピアとの国境にあるE国はカジノが唯一の産業で、そこで国王相手に勝つと国が手に入るらしい。そんなカジノに日本人の龍一ことルイが挑む。books.shueisha.co.jp/items/contents… ブラックジャックでイタリア人を仲間に引き入れ水が沸騰する時間を賭けて現地女性を口説き挑む仮想商店を運営しながら相手を倒産に追い込むハッキング勝負。カジノ小説というより異種格闘技的ギャンブル小説のような宮内悠介『黄色い夜』だけど、底流には閉塞感と劣等感に苛まれる現代人への救済がある
May 25, 2020 5 tweets 1 min read
巧いなあと感嘆しつつ落涙もしつつ読んだ杉井光さん『楽園ノイズ』(電撃文庫)。作曲してギターを弾いてネットにアップしてもアクセス稼げず、女装して顔は見せないでいたら大人気。でも男だと宣言しMusa男と名乗り続けつつ高校へ。置いてあったピアノでさらりと自曲を奏で…dengekibunko.jp/product/paradi… それを聞いた女性の音楽教師がMusa男の曲だ良い気味がMusa男かと喝破し引き込まれ音楽の授業を手伝う羽目に。そしてコンクールで活躍しながら今は引いているピアノ少女や華道の家元の家に生まれながら祖父の家で叩いたドラムに引かれ鍛え上達した少女と学校で知り合う杉井光さん『楽園ノイズ』は。
May 24, 2020 4 tweets 1 min read
SFなので読まなくてはいけないと森川秀樹さん『わたしの旦那はタイムトラベラー』(冨士見L文庫)。結婚して新婚旅行に行った北海道の新千歳空港に着いたとたん、夫が「僕はタイムトラベラーなのだ」と言い、「新婚旅行をするつもりはない」と言って空のスーツケースを見せ、ひとり帰って行き妻茫然。 信じず自分も引き返して夫がやることを見ていると、どうも普通とは違うことが見えてくる森川秀樹さん『わたしの旦那はタイムトラベラー』。聞けば近く起こる重大な過去改変と分岐を防ぐため、100年後からやって来たらしい。それでも嘘だと思っていたけど技術を見せられ時を飛んで本当だと理解し。
May 17, 2020 5 tweets 1 min read
アニメのスピンオフというか前日譚にあたる伊勢ネキセさん『BNA ZERO ビー・エヌ・エー・ゼロ まっさらになれない獣たち』(ダッシュエックス文庫)が面白い。アニマシティ市長のバルバレイ・ロゼが昔、ある場所で大神士郎に救われ欧州からアメリカへと旅しつつ得た経験。 dash.shueisha.co.jp/bookDetail/ind… そこには獣人を虐げる人間がいて人間を理解しようとしない獣人がいて、獣人を友人と認める人間がいて獣人が邪魔だと排除しようとする人間がいる。そして人間をひたすら悪だと牙を剥く大神、人間を信じたい少女がいる、伊勢ネキセさん『BNA ZERO ビー・エヌ・エー・ゼロ まっさらになれない獣たち』。
May 2, 2020 4 tweets 1 min read
何かのための覚え書きとして、今 敏監督の映画を劇場とかで見たファーストインプレションを日記から掘り出してまとめてFacebookに上げる。これは『PERFECT BLUE』。facebook.com/ryuichi.tanigu… 何かのための覚え書きとしてFacebookに連続して上げた今 敏監督の映画を劇場とかで見たファーストインプレション。これは『千年女優』。

facebook.com/ryuichi.tanigu…
Apr 26, 2020 4 tweets 1 min read
第26回電撃小説大賞で選考委員奨励賞の池田明季哉『オーバーライト ―ブリストルのゴースト』はバンクシーを生んだイギリスのブリストルでグラフィティを巡って起こる騒動を描いた物語。日本から留学したヨシが働くゲームショップの店頭にグラフィティが書かれ、同僚のブーディシアという少女が見る 凄腕のグラフィティ書きとしてゴーストのあだ名で呼ばれたブーだからこそ分かった犯人像。その知識とヨシの洞察力が、ブリストル市にかかる橋に巨大なグラフィティが書かれた事件の犯人も見つけ出す。グラフィティ探偵とも言えそうな設定の池田明季哉『オーバーライト ―ブリストルのゴースト』。
Apr 26, 2020 5 tweets 1 min read
芝村裕吏さん『南国流星怪奇譚 アナタハンの影』(星海社FICTIONS)はサブタイトルが鍵だけど、即座に思い浮かべられるのは何歳くらいからなのか。ルバング島とか帝銀とかってタームに反応できなくなっている年齢層がライト系な本の読者になっている今なら、そうした案件を交えて書くのもありなのかも で芝村裕吏さん『南国流星怪奇譚 アナタハンの影』は関東大震災の後に空から彗星が落下してきたかして海がふくらみ東京に大津波が押し寄せメチャクチャに。首都は京都へと戻り大阪が繁栄している状況の中、大正が20年にまで達した日本で陸軍の憲兵をしていた西村清吉がパラオに警官として赴任する。
Apr 17, 2020 25 tweets 1 min read
冒頭聞き逃した小池百合子と知事会見。検査の実施件数 保険適用の件数が1週間後れて出てくるから分かりづらい。多いときは1日で1400件の検査も実施している。4月16日に新型コロナウイルス感染症対策で国が対処方針を変更した。7都府県から全都道府県を特定都道府県として緊急事態措置の対象とした。 感染拡大への取り組み13都道府県を特定警戒都道府県に定めた。東京都として取り組んでいく。4月7日、国による緊急事態宣言が出た。都民には自粛や休業で協力を頂いている。緊急事態は1ヶ月で終えるため最低7割の接触抑えるちうがもう1段の取り組みを。まだまだなので協力お願いと小池都知事。