この件についてもう少し。
考えてみれば単純な話なんですよ。
「トランス女性は女性である」
これが教義にして公理（のようなもの）であり、認めない者には差別者のレッテルが貼られる。

https://twitter.com/y_kurihara/status/1555670431973404672

命題としては「犬は猫である」みたいなもんで、こんなこと言い出す人がいたら「春でもないのにねえ」だし、集団になったらカルトである。

今日『情況』のキャンセルカルチャー特集を見返してたんだけど、山内雁琳「キャンセルカルチャーとは何か　その現象と本質」が解析するオープンレターの論理がTGismとそっくりで面白かった。オープンレター呼び掛け人とTRAのメンツが被っていることはつとに指摘されている。 雁琳氏は、著述家ヘレン・プラックローズと数学者ジェームズ・リンゼイによる、ポストモダニズムがアイデンティティポリティクスを生み出したことを示した『シニカルな理論たち』に依拠していて、ああ、なんか見たぞとそれと思い出した。これだ→

ツイッターを眺めると、おおよそ雌雄は決した感じですかね。 イギリスでTGismの破綻と崩壊が始まったことが伝えられてきているので、本邦にもその流れは遠からず波及します。
大事なことなので一度しか言いませんが、 トランス差別反対運動にかこつけた女性差別運動に荷担しかけている人は、おそらく今が、足元を見直す最後のチャンスですよ。

栗原はトランスフォビアに転んだの何だの言われるに決まってるから（もう言われてるか）、笙野頼子をめぐる件についての考えを少しまとめておこう。 エアリプでやりとりするのがTRA界隈の作法のようなので（もう面倒くさいのでTRAとTERFでいきますよ）。
「現実に生きている人間を「議論」の対象にすることの暴力性を考えてほしい」
と水上文は言うが、では自分が他人を差別者呼ばわりすることの暴力性についてはどう自認しているのか。