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Aug 2, 2021, 22 tweets

動画『誰がチェ・ゲバラを褒めそやすのか?』を訳してみた。ゲバラを描いたTシャツやポスターや旗は数多い。死後50年以上経っても、革命家志望者や社会正義戦士は彼に憧れる。彼の魅力はなぜ衰えないのか? グアテマラ人のラジオ/TV司会者のグロリア・アルバレスが解説します。

あなたが着るTシャツ…

あなたが貼るポスター…

あなたが振るフラッグ…

そこに、黒人や先住民に対する人種差別的な怒りや、同性愛者に対するあからさまな嫌悪感を公然と表明した残忍な殺人者の顔が描かれているところを想像してみよう。

いや、想像する必要などない。それは毎日行われていることだからだ。大学のキャンパスや “社会正義” のための抗議集会に行けば、誰かがサイコパスを褒めたたえているのを見ることができる。

その有名な顔は、もちろんエルネスト・チェ・ゲバラのものだ。

数多くの人々、特に若い世代が彼をヒーローとして称賛するのは、現代の最も倒錯したジョークの1つである。

このヒーローは奇妙だ。彼は数多くのキューバ市民をその手で殺したか手下に殺させた。そうでなければ、その手で拷問したか手下に拷問させた。長生きしていたなら、彼は喜んでもっと多くの人を殺し、拷問にかけただろう。

彼を止めたのは銃弾だった。ゲバラは1967年、39歳のときに殺された。ボリビアで共産主義革命を組織しようとしていたときだった。善人は若死にするとよく言われる。しかし、ゲバラは例外だ。それなのに、ゲバラは今でも人々の心をとらえて放さない。なぜなのか? 理解に苦しむ。

あなたがサディスティックな乱暴者を崇拝したいのでなければ、私は答えに窮する。

ゲバラが実際に何をしたのか知らないという簡単な理由なのかもしれない。彼らは自分たちの想像の中のゲバラしか知らないのだ。

彼らはこう考えている。ゲバラは人民のために自由と平等を追い求めたハンサムでセクシーでクールで頭脳明晰な革命家、ヒスパニックのロビン・フッド、他者のために自分を犠牲にした殉教者だったのだと。つまり、高潔な反乱の悲劇的な象徴なのだ。だがこれはナンセンスだ。

実際のゲバラは、残忍で同性愛嫌いでレイシストの偽善者だった。それなのにブラック・ライブズ・マターの抗議デモではゲバラの旗がはためいている。いったいどういうことなのか。

彼は人種についてこう発言している。「黒人は怠惰なドリーマーだ。わずかな賃金をつまらないものや酒に注ぎ込んでいる」

ゲバラは、彼の社会主義的ユートピアに黒人は含まれないと明言している。「黒人が革命のために行ったのと同じことを、私たちは黒人のために行う。つまり、何もしないということだ」

こちらはどうだ。「黒人は、風呂に入る習慣がなかったため人種的純粋性を維持してきたアフリカの見事な人種である」

ジョージ・ワシントンやトマス・ジェファソンをキャンセルしたいのなら、ゲバラについてはどうするつもりなのか? おそらく、彼は非難を免れる。なぜなら、フランス革命で生まれたスローガンにもあるように、「左側に敵はいない」のだ。

LGBTQ についても同様のことが言える。

ゲバラの顔は、たくさんのゲイ・プライドのポスターやレインボー T シャツに描かれている。ゲバラは同性愛者嫌いを公言して悪びれもしなかったというのに。彼はゲイの男性を "変態" と呼んだ。同性愛者の男性は強制収容所に送られ、「仕事があなたを男にする」という標語の下で働かせられた。

2017年にハフィントン・ポストは「あなたがゲイなら、チェ・ゲバラによって強制収容所に送られていただろう」という記事を掲載した。

熱心な人道主義者にしては、マイノリティに対する理解が足りているとはお世辞にもいいがたい。

良きマルクス主義者として、彼は贅沢や快適な生活を軽蔑しているはずだった。しかし、彼がハバナに構えた大邸宅には、プール、7つの浴室、サウナ、マッサージ・ルーム、プライベート・ヨット・ハーバー、5台のテレビがあった。これが、反物質主義者にふさわしい住まいだろうか?

もちろん、彼は働いてこの “質素な“ 住居を手に入れたのではない。銃口を突きつけて手に入れたのだ。平たく言えば盗んだのである。

政治学者のポール・ケンゴーによれば、これは「実践された共産主義を完璧に要約したもの」である。革命の指導者は、国家の敵であるブルジョアを殺害し、労働者の名のもとに彼らの財産を没収し、それを自分のものだと主張する。

しかし、ゲバラの人となりにおいて、最も特徴的なのは彼が嘘つきだったということだ。 彼はあらゆることについて嘘をついた。

彼は自分が医者だと言った。しかし、それは嘘だった。彼が医学校を卒業したという記録はない。

彼は自分が軍事の天才だと言った。しかし、それは嘘だった。彼が率いた軍事作戦のほとんどは失敗に終わった。

彼は経済を管理する方法を知っていると嘘をついた。しかし、実際には、彼が産業大臣を務めた短い期間に、成長していたキューバの経済は破壊された。

忘れられがちだが、カストロやゲバラが実権を握る前、1950年代のキューバはラテン・アメリカで最も好調な経済を維持した国の1つだった。1957年の国連の報告書によれば、「1日8時間の労働に支払われる賃金の平均は、ベルギー、デンマーク、フランス、ドイツよりもキューバの方が高い」

おそらく、ゲバラがついた彼自身についての際限のない嘘よりも悪いのは、大勢の人が彼のために嘘をついたことだ。すなわち、左派のジャーナリスト、学者、著名なハリウッド俳優や映画監督である。憎しみに満ちたこの革命家を嘘で塗り固め、その嘘を広め、固定化させたのは彼らである。

なぜそんなことをするのか?

理由は簡単だ。ゲバラが反米主義、すなわちアメリカに対する憎悪を体現しているからだ。それがゲバラに対する妄執の核である。あなたがアメリカを憎むなら、ゲバラはこれ以上のものはないシンボルなのだろう。

しかし、それはあなたが褒め称えているサイコパスとあなた自身が同類であることを示しているにすぎない。

グロリア・アルバレスでした。(了)

英文スクリプト: prageru.com/video/who-cele…

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