日増しに緊張が高まるウクライナ情勢。国連のグテーレス事務総長は、「国連憲章の原則に反している」としてロシアを非難する声明を発表。
安保理ではロシアを含む5カ国(P5)が拒否権を持つ常任理事国で、国連事務総長が公然と非難するのは、かなり異例のことです。
digital.asahi.com/articles/ASQ2Q…
NYは午後9時ですが、安保理はこれから緊急会合を開催。ウクライナが要請し、米英仏などが支持しました。
今月の議長はロシア。安保理の会合は午前10時か午後3時からが圧倒的に多く、この時間からの緊急会合も通常ではありえないことです。
ただ、成果物は期待できません。
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ウクライナ情勢をめぐる安保理会合。冒頭の発言者(ブリーファー)は国連のディカルロ事務次長。
「国連憲章に反する」と事務総長に同調した上で、交渉や対話による解決の必要性を主張。国連は「ウクライナで完全に活動を続けると約束する」と。
「これからの数時間、数時間が極めて重要になる」
米国はトーマスグリーンフィールドが演説。
ロシアの「平和維持軍」について「ナンセンス。本当は何か、我々は知っている」。
今回のロシアの行動を「戦争の口実づくり」と表現。「プーチンは帝国が世界を支配した時代へのタイムスリップを望んでいる。世界は進んでいる。1919年ではない。2022年だ」
非常任理事国のアルバニア。
「今日起きたことは、2008年のジョージア、2014年のクリミアであったことのくり返し。幻の共和国をつくりだした。次はどこの国だ。全ての国連加盟国が、刮目して理解すべきだ」
「メイドインロシア・モデルの不安定化が、欧州やその他地域で受け入れられるべきではない」
安保理会合開催を支持したフランス。
「4日前、ロシアはミンスク合意がウクライナ問題の解決の唯一の道だと公に認めていた。だが、今日の現実はまったく異なっている。言葉と行動を一致させるよう求める。ウクライナの国民、政府に全面的に連帯を示す」
非常任理事国ながら、存在感があるインド。
「地域の平和と安全を損なう可能性がある。全当事者に自制を求める。外交的な対話を通してのみ、この問題を解決できる。共通点を見出すため、より大きな努力が必要だ」
ロシアを直接は非難せず。
ブラジル。
「国連の集団安全保障システムは結局、国際法の原則の上に成り立っている。国連憲章やミンスク合意などの既存の約束が完全に果たされないのであれば、国連の原則は意味をなさない。地上部隊の撤退を含める即時停戦が実現可能な道だ」
英国のウッドワード国連大使、険しい顔で、カメラを凝視。怒りに震えている様子。
「ウクライナ侵攻は、甚大な人道的被害をもたらす。国連憲章が定める主権と領土保全に反する。また、ロシアがしてきた公約を愚弄するものだ。ロシアは我々を追いやった。ロシアに対し、ステップバックするよう求める」
メキシコ。
「停戦違反が増えており、容認できない。数日前、ロシアは同じ部屋で、ウクライナに侵攻しないと断言した。その声明を完全に遵守することを期待する。ウクライナの主権、政治的独立、領土保全の尊重に改めて取り組む」
アイルランド。
「ウクライナでは1万4千人が紛争によって亡くなっている。紛争を解決するために、努力する責任を我々は負っている。いまこそ、崖っぷちのこの状況から抜け出し、対話と外交に立ち返る勇気を示すときだ。外交の価値への強い思いを見せねばらない」
いつも聞かせる演説をします。
UAE。
「地域と国際の安全、安定の維持のため、緊張の高まりを避け、自制が重要だと改めて強調したい。民間人、民間のインフラへの影響を減らし、外交的道筋を描くべきだ」
シンプルかつ最小限の演説。
ケニア。
「この状況は、アフリカの歴史と重なる。ケニアもその他の国も、帝国の終焉によって誕生した。国境はロンドンやパリ、リスボンといった大都市で、我々を無視して轢かれた。アフリカでは国境の向こう側に、歴史的、文化的、言語的に深い絆で結ばれた同志が住んでいる」
安保理の醍醐味。
ガーナ。
「我々が1957年に国連に加盟した際、国際社会は完璧だ、という幻想は抱いていなかった。ただ、国家主権の平等の原則と、多国間秩序こそが、安定した世界の真の基礎だと、そう確信していた。いまでもそうだ」
大国の勝手は許されない。そんな強い意思を感じる。
ガボン。
「ロシアの行動はミンスク合意の遵守を損なうものだ。がさらに高まらないよう、国連憲章に沿った紛争解決をめざすよう求めるとともに、対話と外交を用いることをすすめたい」
ノルウェー。
「ウクライナ東部に軍を展開するという決定は緊張をさらに高めるものであり、不当かつ、無責任である。欧州の安全保障構造を脅かすだけでなく、市民に苦しみをもたらすことになる。ロシアは国際人権法の遵守を」
他国同様、ウクライナの自制を評価。
ある意味で、最も注目の中国。
「動向を注視している。全当事国が自制し、緊張緩和を。外交努力を歓迎。ウクライナの現況は、さまざまかつ複雑な要因の結果であり、中国は独自の立場をとる」
内容なし。これまでで最も短い演説。
最後は議長国のロシア。
「他国から感情的な発言、断定的な評価、過大な結論を聞いた。独立承認は突然だという印象を受けるかもしれないが、独立を支持する声が高かった。ロシア社会では最初からそうだった。ファシストから解放したのだ」
何を言っているのか。(速報・終)
安保理会合には関係国が参加できる「ルール37」があります。ウクライナも発言。
「我々は全員ワクチンをしている。ただ、国連を襲っているウイルスに、現状ではワクチンはない。そのウイルスはクレムリンによって広められている」
「8年間戦争を煽ってきた国が、平和を維持できるわけがない」
ドイツも安保理理事国ではありませんが、参加。
「ロシアは今日、自らの仮面を剥いだ。領土保全、主権の侵害を最も強い言葉で非難する。ロシアに対し、何十年もかけて構築されてきた、欧州の安全保障体制に再びコミットするよう求める」
会合は90分で終了。原稿を書きます。連投、失礼いたしました。
発言者18人中、9人が女性でした。
23日には、193カ国が加盟する国連総会でウクライナ危機が話し合われます。
なお日本は来年から2年間の安保理入りをめざしています。6月に選挙があります。今回のような世界が注目する会合の場合、どんな立場で何を話すのだろうと、想像せずにはいられませんでした。
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