私もイジメられていた時に、良く言われた。そう言われるのが一番つらかった。
そこでやり返せない私を「ヘタレ」と蔑まれもした。
私には、「やり返す」事で何が手に入るのか見えなかった。むしろより多くを失うのでは?と考えていた。…
「殴られて痛いことを知る自分が、相手が痛いと知ってて殴るなんて…」
と、私の事に想像力を全く巡らせてくれない相手にさえ、想像力を働かせてしまう自分の愚かさ。
自分が手に入れたいものは確かにあるのに、それを明確に自覚出来なかったのだ…
以前も書いたが、私は最終的に「命をかける覚悟」が必要な事だとハッキリ自覚した。私という存在を賭けた戦いと認識した
相手は無邪気な殺意を向けてきていた。無邪気だから、それが人を本当に殺しかねない事に、自分たちが孕むものが殺意である事にも気づかぬ邪な者共…
「喧嘩馴れしてないから手加減は出来ない。命のやり取りになるから覚悟して来い」ぐらいの事は言った筈だ。本気の殺意に彼らは怯んだ…