Thread by @ssomurice_local

金本位制（国家の資産に見あった量の通貨を発行する）の頃は、まだ労働の価値が担保されていた。

しかし、これを失くしてしまうと結局、グローバルな市場競争下で、中央銀行はどこまでも通貨を発行してしまう。

余りに余った金をギャンブル的な手法で奪い合う金融が横行し、労働の価値は下がる。

その時々で金融に優れた人物が台頭したとしても、結局、元から資本を持っていた者がより資本を増やし、青天井で格差は拡大していく。

その行き着いた先にある世界に今私たちは住んでいる。

当時、金本位制をやめるという極めてリスキーな行動を批判する人は余りに少なかった。

戦後、マスコミに毒された人々は、リスクの本質を見抜けず、何の役にも立たない思想話に熱中し、それを政治だと勘違いしていた。

しかし、民度は時の流れと共に上がっていく。

これこそ奴隷制から民主主義へと歩んできた歴史が証明している。

金融に明るい人々はこれから増えていくだろう。

過去1部の金融エリートが独占していた金融手法は、民間の金融リテラシーの高まりと共に、一般市場へ出回るようになるだろう。

既にその兆候は見え始めている。

そしておそらくこれが、最も平和的な解決方法だ。

ある意味これは、人類の必然のようにも思える。

発展途上の国が、世界の工場として汗水流して働き、先進国の国民が金融でその富をシェアする。

これをひどい話だと感じる人もいるかもしれないが、人類とはそういうものだ。

富豪に、ちょっと分け前よこせ、と一般国民が抗議し、富は緩やかに上流から下流へ流れていく。

未来はこんな感じだろう。