Thread by @fdzaraf

アフリカにおけるアルテミシニン-ベース-抗マラリア合剤療法(ACT)とCOVID-19： メフロキン‐アルテスネイトによるSARS‐CoV‐2複製のin vitroでの阻害 (Published online 2020 Aug 14) ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/P… #新型コロナウイルス

アルテスネイト=アルテミシニン誘導体

- COVID-19世界流行がアフリカ諸国においては、その後期に出現し拡散したことを説明する仮説の一つは、マラリア治療のための抗マラリア薬、特にアルテミシニン-ベース合剤療法 (ACT) の使用である。

- メフロキン-アルテミシニンは、マラリア治療において一般的に投与されている用量で、各ACT薬の期待最大血中濃度(Cmax)で72.1±18.3％の阻害率を示し、最も高い抗ウイルス活性を示した。

訂正
メフロキン-アルテミシニン
↓
メフロキン-アルテスネイト

- その他の合剤、アルテスネイト-アモジアキン、アルテメテル-ルメファントリン、アルテスネイト-ピロナリジン、ジヒドロアルテミシニン-ピペラキンでは、すべて同じ範囲（27.1～34.1％）で抗ウイルス活性が認められた。

（アルテメテルとジヒドロアルテミシニンもアルテミシニン誘導体）

- 結論　肺濃度データがある抗マラリア薬は、血液中より肺の方が10倍〜160倍も濃縮されている。これらのin vitroの結果は、抗マラリア薬が抗COVID-19治療薬として有効であるという仮説を補強するものである。