Thread by @AirborneKanki

2021.4.14 BMJ(British Medical Journal)
【Covid-19 has redefined airborne transmission】
【Covid-19は空気感染を再定義した】
Julian W Tang, Linsey C Marr,
Yuguo Li, Stephanie J Dancer先生
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bmj.com/content/373/bm…

『室内の換気と空気質を改善することが、私たち全員の安全につながります』

●SARS-CoV-2のエアロゾル感染の役割と重要性については、covid-19の大流行から1年以上が経過した今でも議論が続いていますが、一部の感染管理ガイドラインでは、エアロゾル感染についてはほとんど言及されていません。
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●このような混乱は、前世紀に導入された伝統的な用語に起因しています。
●このため、「飛沫」、「空気」、「飛沫核」の伝播の定義が不十分で、これらの粒子の物理的な挙動について誤解を招いていました。
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●基本的には、粒子の大きさや名称にかかわらず、粒子を吸い込むことができれば、エアロゾルを吸い込んでいることになります。
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●これは遠距離でも起こりうることですが、近距離では二人の間のエアロゾルがはるかに集中するため、人に近づいたときに起こりやすくなります。(タバコを吸っている人に近づくのと同じです）
●SARS-CoV-2に感染した人は、息を吐くときにウイルスを含んだ多くの小さな呼吸器粒子を発生させます。
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●これらの粒子の一部は、一般的な会話ができる「近距離」(＜1m)にいる人が、ほとんどすぐに吸い込みますが、残りの粒子はより長い距離に拡散し、さらに遠く(＞2m)にいる人が吸い込みます。
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●従来の考え方では、近距離の大きな粒子を「飛沫」、遠距離の小さな粒子を「飛沫核」と呼んでいますが、空気中から直接吸い込むことができるので、これらはすべてエアロゾルです。
●なぜそれが問題になるのか？
●現在の感染管理の目的では、ほとんどの場合、問題ではありません。
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●マスク着用、距離をとること、室内の占有率を下げることで、表面や飛沫に直接触れたり、エアロゾルを吸い込んだりする通常の感染経路を防ぐことができます。
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●しかし、決定的に違うのは、換気に力を入れる必要があることです。というのも、ごく小さな浮遊粒子が何時間も空気中に浮遊し続けることがあり、これが重要な感染経路となるからです。
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●室内では、感染源から2m以上離れていても、また感染源が去った後でも、感染を引き起こすのに十分な量のウイルスを吸い込むことができると考えれば、空気の入れ替えや空気清浄のメカニズムがより重要になります。
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●そのためには、WHOが最近発表した文書にあるように、窓を開けたり、暖房・換気・空調設備を導入・改善したりすることが必要です。
●窓を開けられない部屋や換気設備のない部屋では、感染する可能性が高くなります。
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●空気感染についての第二の重要なポイントは、エアロゾルの吸入を効果的に防ぐには、マスクの質が重要であるということです。
●マスクは通常、大きな飛沫が顔の覆われた部分に到達するのを妨げ、ほとんどの場合、エアロゾルの吸入に対して少なくとも部分的には効果があります。
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●しかし、空気中に浮遊する微小な粒子は、マスクと顔の間の隙間に入り込むことができるため、エアロゾルに対する保護性能を高めるためには、高いろ過効率と優れたフィット感の両方が必要となります。
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●もし、ウイルスが呼気後1m以内に地面に落ちるより大きな粒子(飛沫)を介してのみ感染するのであれば、マスクのフィット感はそれほど問題ではありません。
●現状では、サージカルマスクを着用している医療従事者は、エアロゾルを発生させる処置に関与しなくても感染しています。
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●SARS-CoV-2の空気感染が本格的に認識されるようになると、エアロゾルを発生させる活動に対する理解をさらに深める必要があります。
●エアロゾルの科学者は、会話や呼吸もエアロゾルを発生させる行為であることを示しています。
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●SARS-CoV-2の感染経路は、ほとんどが吸入による近距離の人間同士の感染であることが明らかになっています。
●表面の接触による感染や、より長距離の空気感染が起こらないわけではないが、これらの感染経路は、通常の1mの会話距離での短い日常生活では、あまり重要ではありません。
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●至近距離では、ウイルスが大きな飛沫となって空気中を飛び、目や鼻孔、唇に付着するよりも、ウイルスを吸い込むことで感染する可能性の方がはるかに高いです。
●SARS-CoV-2が表面に触れて感染することは、現在では比較的少ないと考えられています。
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●換気を良くして室内の空気質を改善すれば、他の呼吸器系ウイルスによる病欠や、アレルギーやシックハウス症候群などの環境関連の愁訴が減るなど、他のメリットもあります。
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●生産性に悪影響を及ぼす欠勤が減れば、企業のコスト削減にもつながり、換気システムのアップグレードにかかる費用を相殺することができます。
●空気清浄やろ過技術を含む最新のシステムは、ますます効率的になっています。
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●Covid-19は季節性のものになる可能性があり、私たちはインフルエンザと同じように対処していかなければなりません。
●だからこそ、政府や医療機関のリーダーは科学的根拠に基づき、空気感染に焦点を当てるべきです。
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●ワクチンを接種していない人やワクチンが効かない人を守るためだけでなく、ワクチン耐性を持つ変異株や、いつ現れるかわからない新しい空気感染の脅威を抑止するためにも、より安全な室内環境が必要です。
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●特に医療機関、職場、教育機関などの室内の換気と空気質を改善することで、現在も将来も私たち全員が安全に過ごすことができます。
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