Thread by @KNZ48

往診なんかマンパワー的にムリなんだから体育館使って大規模収容するしかないのに、官邸と厚労省の間の力学が悪のポジティブ・フィードバック・ループで煮詰まり切っているので、総理の口からでてくるような方針を上げる技官しか残っていない。専制に至った中央集権の末路。

現実把握力と現実対応力が必ず例外なくゼロに漸近していくのが皇帝専制(独裁専制)の歴史的な運命。人類の経験の範囲内で自滅を免れた「代案」は封建的/領邦的な分権あるいは高度な分権のある連邦制。

専制的中央集権はトップの資質次第で危うい。中国はたまたま今のところコロナに関しては運がいい。

今でも官邸あるいは自民党が目指しているは専制強化の方向だろうが、そんなものに命をかけるわけにはいかない。

アメリカは公式に連邦＝連州で、ご覧の通りダメな州にもマシな州というご近所との対比というフィードバックがそれなりに掛かる。連邦制のよいところは在地の一所懸命意識、つまり当事者意識が強化されるところ。中央専制では中央を向いたヒラメの腰掛官僚意識が強化される。

日本史の文脈では中央集権と呼べるような状態は二回、一度目の明治体制は約80年で上述の通りの末路をたどり、二度目もちょうど今80年程度である。合計160年で、江戸連邦=連藩体制の持続時間にも及ばない。

実質的な廃県置藩は、頭のいいだれかが財政/経済的な約束事を工夫することで瞬間的に成立するようになるのだろう。何しろ財政/経済というものは人間同士の約束事だけでできているものだから。

「一度目」の崩壊後にも「約束事」の切り替えをやったことを知らない人も多いかもしれない。平時でない時の中央銀行というものはクズ資産を引き取って「現金」を発行するのが仕事だったりする。まあそこだけは安倍政権以来律儀に実行し続けているが。

金持ちのための社会主義を「改良」することなど造作もないはず。