Thread by @Watson_OOC

ENEOSHD、「風頼み」の巨額買収: 日本経済新聞

#エネルギーbotの囁き #気候変動 #脱炭素 #カーボンニュートラル #ENNOS #JRE #MA nikkei.com/article/DGXZQO…

＞JREの株主だった米ゴールドマン・サックスが株売却に動いたのは2021年春ごろ。入札にはENEOSのほか、トヨタ自動車や東京ガス、NTTグループ、外資系の投資銀行やファンドなどが名乗りを上げた。ゴールドマンが当初提示した額は4000億円を超えていたようで、応札企業は次々と姿を消した。

＞最終候補としてENEOSとトヨタが残った。ゴールドマンは過去にもJREの売却や上場を模索したが、いずれもまとめられなかった。脱炭素の追い風が吹く今が売り時と判断し、2000億円台まで譲歩。ENEOSは「これなら元が取れる」と買収に踏み切った。果たして良い買い物だったのだろうか。

＞JREの企業価値についてみずほ証券の新家法昌アナリストが、太陽光発電等の設備容量と運転開始時期等から電源別のキロワット当たり株式価値を簡易推計したところ「1200億～1300億円程度になる」という。やはり2000億円の買収金額とはやや乖離（かいり）がある。

＞ENEOSHDがJREにプラスアルファの価値を見いだしたのは、同社がこれから取り組む洋上風力発電の将来性だ。北海道と秋田県、長崎県で開発し、30年までに建設中のものも含め設備容量を最大で400万キロワットまで増やす計画を立てている。

＞新家氏は「洋上風力のうち2件程度をプレミアム（上乗せ幅）として織り込めれば、今回の買収額はフェアバリューの範囲内」と分析する。

＞ENEOSHDの株価は伸び悩み、18年9月に記録した過去最高値の半値以下に沈む。PBR（株価純資産倍率）は約0.5倍と解散価値を大きく下回っている。JREの買収発表後もさえない。対照的にJREの同業、レノバのPBRは再生エネ専業への期待感から約12倍となっている。