Thread by @1098marimo

ジェンダーステロタイプに対する「中立」は中立ではないので。というのを書いていたのは千田さんだったかな？だからここは平行線だろうね。「ジェンダー平等を求めるなら既存のジェンダー観を崩すための表現こそが正しい」ことになる。

私はそもそもジェンダー平等などクソくらえなので土俵に乗る気も無いんだけど、だから「ジェンダー平等を達成すべきだが既存のジェンダー観に肯定的な表現にも寛容になるべき」という立場の人は「表現の自由」や「選ぶのは客」といった市場原理主義に走りがちな気はする。

対してアッチはそもそも（既存ジェンダー観にまみれた）市場主義には批判的というか敵対的で、「表現の自由」は「権力からの自由」であり批判の声を上げて表現者に「わからせる」ことが表現の自由を損ねるとは考えない。だから噛み合わないで平行線になる。

噛み合ってないというか、このあたりを押さえていない「表現の自由」派は「みんなが好き放題に出来たらいいじゃん」という不良の屁理屈（相手からはそう見える）の域を出ないように思う。

もちろんそれが悪いというわけではないんだけど、「表現の自由」を掲げるときには相手の権力性（「世間」を巻き込み、無理なイチャモンで誰かを黙らせられるのは間違いなく権力だ）を意識して考えた方がその言葉の重みは増すと思う、という話。