Thread by @paji_a

1/ 今日は、最近注目度が上がってきている『Nouns』を書き殴ります。私が思うに、『Nouns』を調べ尽くしたら「Web3」も「DAO」も「メタバース」の深い部分まで理解できる、いまもっとも”神々しいNFTプロジェクト”だと考えます。見事に”本質”を表現したNFTです

2/ 『Nouns』で起こっていることは、こんな感じです。「Nouns」を開発した創業者10人がいます。毎日1体のNFTをオークション形式で販売します。NFTの売上はコミュニティの共通の口座にプールされます。NFTの売上は創業者10人は受け取りません。かわりに自分たちで作ったNFTを10日に1度だけ受け取ります

3/ コミュニティの共通口座にプールされた資金は、NFTを持つ人たちで使い道を決めます。創業者10名は最初から10%の決定権しかないので、”提供者”と”消費者”の上下関係ではなく、最初から、いちNFT保有者の立場になって、コミュニティの一員に溶け込むのです（テロ資金等に使われないように拒否権あり）

4/ NFT（ブロックチェーン）によって、データの信用を担保する必要がなくなった”提供側”は、横の連帯＝コミュニティの中で”提供者”と”消費者”が溶け合うこんなカタチになります
　　スマートコントラクト
　　　　↓↑　　　↑↓
　　提供者 ←→ 消費者
　　 （コミュニティ）
システムの元に人は平等

5/ NFTを活用すると、これまで行われていたような、”提供者”側がトップオフ（優先）で手数料を30%取るといった仲介手数料ビジネスや、売上をいったん”提供者”に集めて、その使いみちは”提供者”だけで決める、というやり方よりも良い立ち振る舞いがありそうです。それが『Nouns』が示しているムーブです

6/ ”提供者”であっても、
①売上をトップオフで取らない（初期投資分さえ取らない）
②手数料を取らない
③これまで”消費者”に提供していたサービス価値自体を受け取る
として、先行投資でコスト負担やリスクを張った上で、いち”消費者”に立場を揃えるように努力します

7/ さらに、”消費者”であっても、
①売上の使いみちを決められる
②コミュニティを盛り上げる活動に参加できる
③これまで提供側のタスクだった活動も行える
といった、”提供者”側に寄れるような設計にしていくことで、”消費者”はこれまで”提供者”だった企業を最大限信用できるようになるのです

8/ 『Nouns』NFTはイーサリアムのフルオンチェーンで表現されるため、永続性・相互運用性において、”閉じた世界”のデジタルデータとは一線を画します。ネット上というオープンな場所で世界中の人々がパーミッションレスで検証ができ、確かに存在意義と価値を認めあうことができるからです

9/ そうした”物理法則級の公共財”としてネット上に存在すると、それは現実世界におけるH2O＝水が凍ると”雪の結晶”を形作るのと同じくらい、『Nouns』が現実世界と同じ”確からしさ”を持ってネット上に存在できるのです。これをレゴのように組み合わせると現実世界を再現する「メタバース」に繋がります

10/ 「メタバース」の実現に必須な経済圏は、どこか1社が”閉じた世界”だけでそのデータの存在と価値がある経済圏より、オープンなネット世界で存在と価値が認められ相互運用性が鍵です。『Nouns』のNFTはその要件を満たし「メタバース」の部品を完成させました。同時に世界拡張の派生企画も進行中です

11/ NFTを極限まで本質的に表現すると、『Nouns』のように企業やファンが溶け合い出します。人が人の上に立ってしまうWeb2的構造は、社会に格差を作り出しました。Web3によって、フラットな横の連帯が実現する時、現代社会のひずみとなっている大きな社会問題を解決する可能性があると考えると、ワクワ