Thread by @buvery

空想左翼のワケわからん論は、もう大概にすべきだ。日本が改憲して中国大陸に侵攻するためには、まず核武装し、ミサイルを作った上で、軍隊を１０倍にしても間に合わない。攻撃意図は絶対分からないのは本当だけど、武器がなければ意図があっても使えない。

例えば、日本は戦略爆撃機は持っていない。戦闘機ですら平壌爆撃ができるかどうかの程度で、空母もチョロいのをインチキ空母として使っているだけ。日本から離れたところで軍事行動する投射能力がない。

靖国参拝批判する中国人にいつも言うことだけれど、靖国参拝したら核ミサイルでも発射できるんですか？それなら反対する意味はあるだろうけど、靖国神社は紙の上に死んだ人の名前が書いてあるだけだよ。そんなに靖国がパワフルなら、中国の核ミサイルと交換しても良いよ。

中国の軍隊は日本の１０倍、戦車も１０倍で、戦前のように、あんな奥地まで戦争しに行ける武力を日本は持っていない。これで核武装もなしで、どうやって日本が中国と戦争しにいくの？唯一可能性があるのは、防衛だけだよ。

更に、戦前、朝鮮半島の安定化は常に悩みのタネだったわけだ。朝鮮はド貧乏の失敗国家で、朝鮮そのものは脅威ではないが、清国やロシアが軍事基地として利用するのは避けたかった。日清日露ともに朝鮮半島の安全保障の支配権の問題で、一貫して安全保障が第一の目的だったわけだ。

それが敗戦を機会に米露で朝鮮を半分にわけ、日本は朝鮮防衛義務を負わなくて済み、なんとアメリカさんがやってくれるという、負けるが勝ちみたいな話になった。その負担は朝鮮戦争での戦死という米兵の命で払うことになる。

これは、ジョージ・キーナンが言っていた通りで、日本がどのような苦労をして、中国、ロシアと対抗していたのか、米国は後から思い知らされることになったわけだ。

日本が改憲して周辺国を侵略していくという妄想にとりつかれている人は、そういう７０年前の話はやめるべきだろう。米国ですら、可能な限り、ロシアや中国との直接戦争を避けている。朝鮮半島安保は米軍が働いてくれるから、アメリカさん、ありがとう！と言っておけば良い。

いま、一番可能性があるのは、必ず来る米中対決の時に日本を防衛し、米国と協力して、台湾や尖閣への侵攻を抑止することだろう。日本の武力ではそれが精一杯だよ。