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Dec 5 17 tweets 2 min read
前のスレッドの補足をしておきます。スパイクタンパク質がエストロゲン受容体を刺激したきだけではいきなり癌になる可能性は低いということを書いておきましたが、そのことの補足です。
実際には免疫抑制の方がターボ癌という現象の重要な要因であると私は考えています。がんが発生するまでにはかなり長い時間が必要なことは既に腫瘍生物学の世界では広く受け入れられています。実際にそのことは腫瘍生物学の代表的な教科書である「がんの生物学」(ワインバーグ著)にも紹介されています
この図はその教科書に掲載されているもの。大腸癌では正常な細胞が癌細胞に変化するまで最長35年かかるとされています。これだけ長期間かかる理由は、癌が発生するためには複数の突然変異を含めていくつかのイベントが必要なことと、免疫システムによる異常な細胞の排除が絶えず行われているからです。
乳癌においてもこれは同様。乳癌も長い期間かかって発症。したがって、単に核内受容体の一つをスパイクタンパク質が刺激したとしても、そう簡単には癌は発症しないと考えられます。一方で、このように癌が発症するまでに長い期間を要する理由の一つが免疫機構の存在であることもよく知られた事実です。
次の表にはこのことが明確に示されています。実際にこのことは古くから言われていました。表の元データはなんと1995年の論文です。この表は臓器移植を行うために免疫抑制剤が投与された集団と対照群におけるがんの発生率を比較したものです。
左の列は癌が発生した部位です。左の数字の列が実際に観察されたガンの症例数、中央の数字は免疫抑制剤が投与されていない対象群における癌が発生する想定数、右の数字は左の数字を中央の数字で割り算したもの。多くのがんにおいて臓器移植のために免疫抑制剤の投与を受けた集団では高確率で癌が発生。
このように多くの癌において、臓器移植のために免疫抑制剤の投与を受けた集団では、癌の発生確率は高くなっており、それは最大24倍以上になっています。もう一つのデータも紹介します。これも同じ教科書からとったものですが、乳癌のケースです。このグラフはカブランマイヤー曲線というものです。
縦軸が生存率で横軸が発症後の経過月数。乳癌においてリンパ球が良く浸潤したケース、細胞性免疫が良くはたらいてリンパ球が盛んにがん細胞を攻撃したと思われるケース(many TILs、青い線)は赤い線(few TILs)と比べて長く生存する患者数は多くなっています。TILというのは腫瘍内浸潤リンパ球のこと
このようなことから導き出されるのは、免疫抑制効果を持つものを健康な人に接種してはいけないということです。mRNA型生物製剤には免疫抑制効果があることは広く知られるようになりましたが、免疫抑制ついては複数のメカニズムが提唱されています。1-メチルシュードウリジン化されたmRNAによるもの。
あるいは、私が提唱しているモデル、すなわち、スパイクタンパク質の細胞内での大量生産がマイクロRNAを含むエクソソームの放出を促進し、それが制御性T細胞におけるFoxp3遺伝子の発現を促進し、制御性T細胞が活性化されるものなどです。
このようなことから、mRNA型生物製剤による免疫抑制の結果がターボ癌という現象や帯状疱疹の増加を招いていると考えるのは無理がないことだと思います。このような観点からもmRNA型生物製剤の接種は中止すべきだと私は考えています。大人も子供を問わず今すぐ全てのコロナワクチン接種は中止すべきです
スレッドの最初ですが「エストロゲン受容体を刺激したきだけ」これは「エストロゲン受容体を刺激しただけ」のミスタイプ。いろいろ最近忙しいのでミスタイプしてしまいました。ターボ癌は真剣に考えるべき問題!次はアジュバントについて発信の予定です。自己免疫疾患についても考察したいと思います。
このスレッドで示したカプランマイヤー曲線の図ですが、これは卵巣癌のケースですので修正しておきます。典型的な例ですので他の癌でも同様です。この細胞傷害性T細胞が癌細胞を攻撃する図式はmRNAを取り込んだ細胞が細胞性免疫ができていると免疫システムによって攻撃されるのと同じことです。
このような細胞傷害性T細胞のはたらきを抑制してしまうのが今回のmRNA型生物製剤です。癌化を抑制しているブレーキを解除してしまったらどうなるか。それがターボ癌です。これは動物実験で証明したいところですがmRNA型ワクチンは研究者には供給されないのが問題です。#廃棄ワクチンを研究者へ
免疫抑制がおきるとなぜターボ癌になるかを説明します。癌細胞が増殖していくモデルですが、通常はこの図のように考えられています。癌化した細胞が増えようとするのですが免疫系に邪魔されてなかなか増殖できない。そのため細胞数が増えるためには長い時間を要します。
癌細胞がブレーキがかからないようになって自由に増殖できるのがこのモデル。まさに細胞が倍々ゲームで増えていく。細胞の倍加時間を24時間とする一月で30回分裂し全てが生存できるとすると細胞数は2の30乗倍に、これは約10兆個。ヒトの総細胞数は60兆個ですので大人の6分の1のサイズに成長します。
これがターボ癌です。だから免疫抑制する可能性があるものを健康な人に接種するのは問題外です。福島先生の動画が世界に広がるのは当然のことです。

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