shinshinohara Profile picture
May 29 17 tweets 1 min read Twitter logo Read on Twitter
YouMeさんとは結婚して12年となった。「私たち、ラブラブだよね?私だけそう思っている?」とYouMeさんから言ってもらえたので、晴れて両思いでラブラブだと言ってよいように思う。
世界のツイッターでラブラブを叫ぶ。
これだけ長く一緒に暮らしてきて、ケンカらしいケンカをしていない。一つだけ思い当たるとすれば、研究会の会計をYouMeさんにお願いしていて、決算でどうしても10円合わなかった時。まあ、思えばずいぶんほほえましいケンカだったと思う。
なぜそんなにケンカせずに済んできたのかを考えると、一つにはトシをとってから結婚したというのも大きいように思う。二人ともアラフォーで結婚して、友人たちから夫婦ケンカの様々なエピソードを聞かされてきたから、どうすればケンカになりやすいか、すでに耳年増になっていた面がある。
で、二人で相談して、相手をどうとらえるようにしているかというと。
・お互いトシなのだから、休み休みで。
・相手はすでに頑張ってくれている。
・相手に無理な要求をしない。
・ともかく相談して決める。
ということを互いに常に確認して、物事を進めている。
若くして結婚している人たちを見ると、互いに元気なせいか、「これくらいのこと、相手はやってくれて当然だ」と期待し、その期待通りに相手が動かないことに不満を持ち、それでケンカする、というパターンをよく聞いた。
でも私たちは互いに出会ったときはすでにアラフォー。40年も生きてきた人間が、結婚したから変わるなんてことがあるはずがない。それに、お互い体力がない。幸か不幸か、夫婦して寝ることがすべての欲求を超えて大好き。そんな二人が「相手はこうすべきだ」なんてとても要求できない、と互いに確認。
なので、「お互い、どれだけ手を抜きながら最小限を守るかを相談して決めよう」ということになった。あれも片づけなきゃいけない。でもまあ、お互いの都合と体力がかみ合うときに、休み休みで。子育ても、二人していかに体力を温存するかを重視して相談した。休み休みやるようにした。
YouMeさんはいつも私のためにいろいろ準備してくれる。ありがたい。YouMeさんが既に努力していることを疑ったことはない。もしできていないことがあったとすれば、それは体力的に無理だとか、都合がつかなかったことだから仕方ない。YouMeさんはいつも、最善を尽くしてくれている。
YouMeさんもそう思ってくれているらしい。私は物忘れがひどく、YouMeさんから頼まれた用件を忘れて帰ってくることが結構ある。それでもYouMeさんは、私が頼まれごとについて最善を尽くそうとしているという姿勢を疑わずにいてくれ、許してくれる。
YouMeさんがそうして接してくれるから、私はYouMeさんのためになることをするのが楽しい。どうやらYouMeさんもそうらしく、楽しんでやってくれている。これって奇跡的なことではなかろうか。互いに相手のためになることを楽しんでやっているので、互いに相手が最善を尽くしていることを疑わない。
また、しょっちゅう相談している。子どもたちの様子について情報共有し、互いに意見を述べあい、では今後どうしたらいいだろう、と相談して決める。相手の意見を否定せず、受けとめたうえで、二人でできる方法を探る。その方法は、「無理をしない」で一貫している。無理があると続かないから。
実のところ、私は口癖になっているのか、YouMeさんの発言を否定することが多かったし、今もときおりやらかしてしまう。けれどYouMeさんは辛抱強く、そのことへの不満を伝えてくれ、私が反省し、もう一度姿勢を正して聞き直す、ということを繰り返している。
お互い無理のない形で、でも相手は無理のない範囲ですでに頑張ってくれていると認め、何でも相談して決めていくので、互いに敬意を持ち合った状態だと言える。これはとても幸運なことだと思う。
これからもこの幸運が長く続きますように。私も精進したい。
まとめました。

夫婦仲良くの秘訣?|shinshinohara #note note.com/shinshinohara/…
追伸。
結婚前に二人で弟の個展を見に行った時、ギャラリーの方が手招きして「あの子と結婚するの?」と聞かれた。うなづくと、「女はね、『ありがとう』と言われるとどこまでも頑張れる生き物なの。だから『ありがとう』を欠かさないようにね」。
そのアドバイス通り、一つ一つに「ありがとう」というようにしたら、言われた通りだった。YouMeさんは本当に私のためになることをいつも考え、行動してくれた。こうなると、本当に心から感謝して「ありがとう」というしかない。
YouMeさんも私にいつも「ありがとう」と言ってくれる。だから私はYouMeさんのためになることをするのが楽しい。YouMeさんも、私のためになることをするのが楽しいらしい。互いにそうした関係を作るきっかけをくださったアドバイスに心から感謝。

• • •

Missing some Tweet in this thread? You can try to force a refresh
 

Keep Current with shinshinohara

shinshinohara Profile picture

Stay in touch and get notified when new unrolls are available from this author!

Read all threads

This Thread may be Removed Anytime!

PDF

Twitter may remove this content at anytime! Save it as PDF for later use!

Try unrolling a thread yourself!

how to unroll video
  1. Follow @ThreadReaderApp to mention us!

  2. From a Twitter thread mention us with a keyword "unroll"
@threadreaderapp unroll

Practice here first or read more on our help page!

More from @ShinShinohara

May 31
キャノングローバル戦略研究所の山下一仁氏と東京大学教授の鈴木宣弘氏が、ついに名指しで罵り合うようになり始めたらしい。お二人とも日本の食料安全保障に強い危機感を持ち、それぞれ著作を出しているにも関わらず、その方法論で真っ向から対立し、批判しあっている。
お二人の唱える解決手段は対照的。
山下氏は強い農家に任せればよい、下手に国が守ろうとするな、という立場。新自由主義に親和性が高い。
他方、鈴木氏は、農家はどこの先進国でも補助金等で保護されており、国家が農業を守らなくてどうする、という、国の力に頼る立場。
私には、両極端に見える。
山下氏の主張にも、無理がある。確かに強い農家がいるのは事実。しかし強い農家だけで農業を支え、食料を支えられるのか、というと、心もとない。海外の安い穀物に価格で戦えという主張も、ちと乱暴な気がする。ごく一部の農家以外はみんな倒れて、農業と食料は相当に崩壊してしまうかも。
Read 9 tweets
May 30
「夫の扶養からぬけだしたい」というマンガがある。結婚し、専業主婦となった女性の苦悩を描いている。
夫は「僕が稼いでいる、僕が働くおかげで家族は支えられている」という。まるで女性の仕事は取り替え可能の簡単な仕事で、自分の仕事とは比べ物にならないというかのように。
私は、家族にとっていちばん大事なのはみんなが元気で笑顔で暮らせることだと思う。その目的の上で、稼いでいるかどうかで上下をつけるのはおかしいように思う。なるほど稼ぐのも必要な仕事だが、家族を支える家事も必要な仕事。
植物でたとえれば、「オレは光合成して植物全体のエネルギーを生み出してる!」と言って、根を下に見ようとするのはおかしいだろう。根がしっかと大地を加え込み、植物の体を支えてくれるから葉も茂ることができる。役割分担でしかなく、どちらの方が上なんて言っても仕方ない。
Read 11 tweets
May 30
夫婦喧嘩やいろんな人間関係でケンカになるのは、自分の正当性を主張し、相手の不当をなじる、という形になっている時なのかな、と思う。
YouMeさんと、なんで僕らはそうならないんだろう、と話していたら、「課題を解決することが大事」なのだと。なるほど。
自分はやるべきことをやっている、と正当性を主張し、言い訳しても、課題は解決しない。「お前がやるべきことをやってない」と責めても課題は解決しない。大切なのは課題を解決することであって、互いに無理のない範囲で労力と時間を提供し、解決を探ることだ、と。なるほど。
ケンカをしているときって、相手と対面で向き合っている感じ。でも、課題を一緒に解決する場合は、二人とも課題を前にして横並びしている感じ。
向き合うと、課題を見ずに相手を見て、相手のあら捜しをし、自己弁護に走りがち。でもそれでは課題を見ていない。視線をずらす必要がある。
Read 8 tweets
May 8
辻由起子さんのフェイスブックからの引用、本日第二弾。
・・・・・
「トー横」や「グリ下」だけの特別な若者の話ではなく。

全国どこの自治体も同じ課題を持っています。

頼れる大人がいないと、所持金ゼロ、数日食べていないのは「アタリマエ」😭
『行政に相談すればいい』

皆さんそうおっしゃいますが、公的機関に相談できないんです。

虐待や家庭内にDVがあると、大人との関係性を絶っています。

住民票、扶養、所得、健康保険の加入等々…保護者に確認ができません。
成人していて自分で役所に行けたとしても、まず確認されるのが、税・社会保険料の未納です😭

お金がないから「助けて」と役所を頼っても、まずは税金を「払え」と言われる。
Read 8 tweets
May 7
辻由起子さんのフェイスブックの記事をシェア。
・・・・・
『ヤングケアラーと言われるのも 納得がいかない』

高校生から「買い出しについて来てほしい」と連絡をもらいました。

高校生との買い物から見えた、日本の現状。
✅実数としてはひとり親世帯より、ふたり親の貧困世帯のほうが圧倒的に多い。

✅ひとり親 貧困世帯の子どもは約78万人。
ふたり親 貧困世帯の子どもは約192万人。
(日本女子大学の周燕飛教授の推計)

✅中間的な所得より低い「準貧困層」も子育て世代には多い。
✅両親とも非正規雇用。
家族の障がい・病気・介護など。
さまざまな事情から所得が極めて低い層がいる。

親はせいいっぱい働いています。

そのため、子どもが家計を支えるためにアルバイトをしたら「世帯」で所得が計算され、税金、社会保険料、保育料、学費などがあがる。

手当がなくなる場合も。
Read 5 tweets
May 7
私は競争原理に批判的。トップの人間以外の、大半の人間の意欲を削ぎ、劣等感を与えて無気力に導くことがほとんとで、集団としての活力はむしろ奪われるから。
ただ、人間には競争心があるのも確か。そこで私は「負ける」ことにより意欲を刺激する、ということはよくやっている。
今年は息子にとって初めての大峯山。私も小学5年生で初めて登った。その時のリュックの重さは4キロ。息子は少し負荷をかけて5.5キロ。「お父さんを超える!」と意気込んで登った。
初日こそ加減が分からず、緊張もあってヘバったようだが、二日目以降は弾むように登っていった。三日目は走っていた。
かたや私は、23キロの大荷物を担いでいるとはいえ、登りはヒイヒイ、下りはイテーイテーと言いながら、苦心惨憺して登り降り。その様子を見て、息子は自分の体力に自信を持ったようだ。下山後も走り回っていた。父親よりも体力が勝る部分がある!という自信がついたのだろう。
Read 18 tweets

Did Thread Reader help you today?

Support us! We are indie developers!


This site is made by just two indie developers on a laptop doing marketing, support and development! Read more about the story.

Become a Premium Member ($3/month or $30/year) and get exclusive features!

Become Premium

Don't want to be a Premium member but still want to support us?

Make a small donation by buying us coffee ($5) or help with server cost ($10)

Donate via Paypal

Or Donate anonymously using crypto!

Ethereum

0xfe58350B80634f60Fa6Dc149a72b4DFbc17D341E copy

Bitcoin

3ATGMxNzCUFzxpMCHL5sWSt4DVtS8UqXpi copy

Thank you for your support!

Follow Us on Twitter!

:(