#拡散希望 速報🔔 G2P-Japan🇯🇵のプレプリント第15弾「組換えオミクロンXBBの性状解析」を、bioRxiv @biorxivpreprint に発表しました。本研究では、#遺伝子組換え で誕生した #オミクロン XBB株(通称 #グリフォン)の性質を解明しました。
biorxiv.org/content/10.110…
以下、本研究の概要です。1/
2022年後半になり、BA.5株以降、世界を席巻する新しい変異株の出現が見られず、また逆に、世界中でさまざまな #オミクロン亜株 が出現し、多様化しています。2/
たとえば、スパイクの5つの収斂進化変異(R346T, K444T, L452R, N460K, F486V)をコンプリートしたBQ.1.1株については、我々の先行プレプリント⬇️で、その誕生原理とウイルス学的な性状を報告しています。3/
本研究ではまず、@jampei2 と@SpyrosLytrasによる分子系統学と流行ダイナミクスの学際融合解析によって、XBBは、2022年、夏、インド周辺において、BJ.1とBM.1.1.1(BA.2.75の子孫)というふたつのオミクロン亜株の組換えによって誕生したことを明らかにしました。4/
XBBの実行再生産数(Re)は、もうひとつの現在進行形流行株BQ.1.1と同程度に高いものの、流行地域が異なることを明示しました。現在までの状況としては、BQ.1.1系統では西半球で、XBB系統は東半球でそれぞれ流行拡大していることがわかります。5/
中和実験の結果、XBBはBA.2に比べ、BA.5ブレイクスルー血清に対しては13倍(❗️)、BA.2ブレイクスルー血清に対しては30倍(‼️)というきわめて顕著な抵抗性を示す株であることを明らかにしました。6/
さらに、XBB株の融合力は、BA.2.75株よりも2.2倍高いことを明らかにしました。
G2P-Japanによるデルタ株(第5弾@Nature)、オミクロンBA.1株(第7弾@Nature)、BA.5株(第12弾@CellCellPress)などの研究から、スパイクの融合力とハムスターでの病原性には正の相関があることを見出しています。7/
しかし予想に反し、オミクロンBA.2一族のもうひとつの末裔であるBQ.1.1(⬆️のプレプリント第14弾参照)と同様、XBBの病原性は、その先祖の片割れのBA.2.75と同程度か、それよりも低いことがわかりました。8/
XBBは、#組換え によって流行拡大に成功した初めての株と言えます。本邦における頻度も増えてるし、BQ系統が主流だったアメリカでも爆増してます。オミクロンの進化の方向性を予想するのは難しいですが、今後の流行動向は、やはりみなさんの感染対策次第かと思います🙏 9/9
reuters.com/business/healt…
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