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動画『ファーガソンの嘘』を訳してみた。ほとんどの人が、2014年8月9日にミズーリ州ファーガソンで何が起きたか知っていると思っている。そして、ほとんどの人は間違っている。白人警官によるマイケル・ブラウン射殺事件について、ラリー・エルダーが事実に基づき解説します。
今世紀の最も重要な事件の1つが、2014年8月9日の昼過ぎに起きた。ミズーリ州セントルイス近郊のファーガソンでの出来事だった。

この事件のことは誰もが覚えている。「ファーガソン」の名を口にすれば、何の話をしているのかわからない人はいない。そう、警察の蛮行と人種的な不正義だ。
2014年9月、バラク・オバマ大統領は、国連でのスピーチでこの事件に触れた。「ミズーリ州のファーガソンという小さな町に世界が注目していることを私は知っている。若い男性が殺され、コミュニティは分断された。そう、私たちの国には、人種間の緊張、そして民族間の緊張がある」
大統領は控えめな言い方をしている。ファーガソンでの銃撃事件は、何夜にもわたる暴動を引き起こし、ブラック・ライヴズ・マターという新しい社会運動に火をつけた。

歴史的な重要性を考えれば、事実を確認しておくことは有益だろう。そこで、あなたの知識を試すクイズを出題しよう。
最初の質問: 本当か、嘘か?

若い丸腰の黒人、マイケル・ブラウン (18歳) が、白人警察官のダレン・ウイルソンによって殺された。

答えは「本当」だ。
本当か、嘘か?

ウイルソンは理由もなくブラウンを呼び止めた。

嘘だ。

パトカーのSUVを運転していたウイルソンは、無線で連絡を受けた。付近のコンビニエンスストアで強盗事件が発生したと。強盗犯の風貌に一致する2人の男が道の真ん中を歩いているのを見つけたウイルソンは、車で彼らに近づいた。
道の端に移動するようにとウイルソンが2人の男に求めたところ、そのうちの1人、マイケル・ブラウンは拒否した。ウイルソンは車から出ようとした。しかし、ブラウンはドアをブロックし、開いた窓越しにウイルソンを殴ろうとした。ブラウンがウイルソンの銃を奪おうとし、もみ合いが続いた。
ウイルソンはなんとか発砲し、弾はブラウンの手に当たった。

本当か、嘘か?

射殺されたとき、マイケル・ブラウンは警官のウイルソンに背中を向けていた。

嘘だ。
ブラウンは、手を撃たれた後、パトカーから走って逃げた。ウイルソンは車を降り、ブラウンを追いかけた。ブラウンは突然振り返り、ウイルソンに向かって突進を始めた。

目撃者の1人は現場を次のように描写している。この証言は、法医学的証拠にも大方において合致している。
「(ブラウンは) 警官に向けて全力で突進した。警官は彼に向けて銃を何発か撃った。マイク・ブラウンはそれでも突進をやめなかった。彼が突進をやめると、警官も発砲をやめた。彼がもう一度突進を始めると、警官は、3発か4発、銃を撃った。そして、マイク・ブラウンはやっと倒れ込んだ」
ブラウンの家族が依頼した医学専門家であり、高名な病理学者のマイケル・ベーデン博士も、この点を認めている。ブラウンが被った傷は、彼が逃げるときではなく、ウイルソンに向かって突進するときにできる傷に一致する。
本当か、嘘か?

マイケル・ブラウンは、射殺される前に、両手を頭の上に挙げて、「降参だ。撃つな」と叫んだ。

嘘だ。

法務省から派遣された連邦調査官は、ブラウンが「撃つな」という意味で両手を挙げた、または降伏を促す警官の命令に従おうとしたという、信頼できる証拠を見つけられなかった。
連邦の報告書はこう結論付ける。「ブラウンが手を挙げて降伏の意思表示をしたと述べた目撃者は、後にその証言を取り消した。銃撃の少なくとも一部を見ていないと認めたのだ」

調査官は、現在は象徴的なフレーズともなったその言葉をブラウンが発することはなかったと結論付けた。
もう一度、報告書から引用しよう。「メディアでは、ブラウンが頭の上に手を挙げて『撃つな』と言ったという目撃者証言があったと広く報道されている。しかし、私たちの調査では、ブラウンが『撃つな』と言ったと証言した目撃者は見つからなかった」
では、このフレーズはどこから来たのか? 最も有力なのは、銃撃の直後にブラウンの仲間であるドリアン・ジョンソンが作った話なのだという説だ。目撃者の証言によれば、彼は「警官が友だちを撃った。彼は手を挙げていたのに」と言った。
それが、伝言ゲームのように瞬く間に近隣に拡散し、「降参だ。撃つな」に変化した。それをメディアが増幅したことで、活動家達のアンセムとなったのではないか。
本当か、嘘か?

現地の起訴陪審の調査でも、連邦政府による調査でも、ウイルソンによる武器の使用は正当だったと認められた。

本当だ。
現地の起訴陪審による調査と、エリック・ホルダー司法長官が率いた連邦政府の調査は、同じ結果を出した。ウイルソン警官に非はない。彼を起訴する根拠はない。

マンハッタン・インスティチュートのヘザー・マクドナルドは著書『対 警察官 戦争』の中で次のように書いている。
「これは、有罪に持ち込むのが難しい人権侵害容疑の裁判を支えるだけの証拠が見つからなかったという話ではない。反ウイルソン/ブラウン支持のナラティブのほぼすべてを骨抜きにする証拠が見つかったという話だ」
次のように言い換えることもできる。「ミズーリ州ファーガソンで無実の黒人がレイシストの警官によって殺されたと言う話は嘘である」

これに異論を唱える者は、自分勝手な目的のためにあなたを故意に欺こうとしているか、事実をまったく理解していない。
今、あなたは事実を知っている。それに従って行動してほしい。

ラリー・エルダーでした。(了)

英文スクリプト: prageru.com/video/the-ferg…
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