早くもタンポポが綿穂に。
しかし「タンポポ」というのも変わった名前ですね。
平安時代は「ふちな」「たな」と呼ばれていたようです。田の畦に生える菜、ということでしょうか。それがなぜ「たんぽぽ」になったかと言うのには諸説ありますが…… Image
『本草和名』(深江輔仁・918年)
「蒲公草 一名構耨草<上江項反、下奴豆反>・和名布知奈、一名多奈。」
『倭訓栞』(谷川士清・江戸中期)
「たんぽぽ 蒲公英をいへり。たなほほの義にや。たなは本名、ほほは実のほほけるをいふなるべし。一名白鼓丁ともいふ。よてつづみ艸と呼り。又藤菜とも称す。黄白二種あるなり。くだざきたんぽぽといふ。出羽にてくしなどいへり。」
花が終わった後の、球形の穂が「ほほ」で、「たなほほ」が「たんぽぽ」になった、と。ですから「たんぽぽ」は植物の名称ではなく「タンポポの穂」のことだと言うのですね。
つまり「たんぽぽ」をあえて漢字に直しますと、
「田菜穂々」
ということになろうかと思います。

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26 Mar
杉並の公園に「花喰い鳥」が。
これはワカケホンセイインコでございます。東京西郊で大繁殖している鳥で、50年ほど前、ペット商が売れ残りを放ったことから繁殖した、とも言われております。困った存在なのですが、西域の「含綬鳥」由来の「花喰い鳥」として、有職文様にも見かける風情ではあります。 ImageImageImage
「鸚鵡(オウム)」は日本にも古くから輸入されていました。

『扶桑略記』
「大化三(647年)年丁未十二月、新羅、上孔雀、鸚鵡。」

『続日本紀』
「天平四(732)年五月壬子《十一》。新羅使金長孫等廿人入京。五月庚申《十九》。金長孫等拝朝。進種々財物。并鸚鵡一口。」
あの清少納言も鸚鵡ファンでした。
『枕草子』
「鳥は こと所のものなれど、鸚鵡、いとあはれなり。人のいふらむことをまねぶらむよ。」
外国産なのに日本語を一生懸命にマネしているのが何ともいじらしい、というのです。
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