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influenzer

10 Jun, 20 tweets, 1 min read

●インド変異株は従来株とは症状が異なる可能性？
→ブルームバーグの記事ですが、興味深いので取り上げます。
腸間膜血管系の血栓により腹痛を起こす例、血栓により指や足が壊死に至る例、難聴など非典型的症状が多いという現地医師の印象があるようです。

インドでのムーコル症の増加は、現地の空気中に浮遊する真菌量と治療に用いられるDEXが関連しているのだろうと直感しますが、他の地域に感染拡大した場合はどうなるか確認が必要でしょう。

ドイツ国内でも数か月以内にインド変異株が主流になるだろうとして、これを｢完全に回避する事は私には非現実的に思える｣という政治家のコメントが個人的には印象的です。
危機管理はかくあるべきかと。

本文ではdelta variantというようにギリシャ文字で表記されていますが、分かりにくいのであえて従来の呼称で記載してます。
Gangrene, Hearing Loss Show Delta Variant May Be More Severe
bloombergquint.com/coronavirus-ou…

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・インドの第2波の原因となったコロナウイルス(インド変異株)は、これまでの変異株の中で最も感染力が強い。問題はこれが重症化と関連するかどうかがである。

・医師らによると、聴覚障害、強い胃痛、壊死に至る血栓症など、通常のCOVID-19患者では典型的ではない症状が、インド変異株では見られる可能性がある。

・イギリスの初期のデータによると、インド変異株は入院リスクが従来よりも高い事が示唆されている。すでに同国ではインド変異株が主要な流行株になっている。

・B.1.617.2とも呼ばれる本変異株は、6か月の間に60か国以上に拡散した。イギリスはインド変異株の急速な広がりのために、今月末の制限解除計画の再考を強いられており、現地の報道では2週間ほど見送る可能性が出てきている。

・インドの感染症医であるAbdul Ghafur氏は、｢これらの新しい臨床症状がB.1.617に関連しているのかどうかについての研究が必要である｣と述べた。Ghafur氏は、パンデミックの第1波と比較して、最近は下痢を伴う患者に多く遭遇する、とも述べた。

・患者の治療にあたるインドの6人の医師によると、胃痛、悪心嘔吐、食欲不振、難聴、関節痛が見られるという。ニューサウスウェールズ大学の研究者たちが先月発表した研究によると、南アフリカ変異株やブラジル変異株においては、非典型的症状は報告されていない。

・一部の患者は壊死に至る微小血栓を起こす。ムンバイの循環器医師であるGanesh Manudhane氏は過去2か月で8人の血栓症の治療にあたっている。うち2例は指や足の切断が必要だった。｢昨年1年間で3-4人ほど経験したが、今では週1人のペースだ｣。

・インド政府の委員会による最近の検討によると、インド変異株はイギリス変異株と比較しても感染力が50％高く、インドの強烈な第2波の主要な原因となっている。

・患者が多いために、COVID-19の稀な臨床症状に遭遇する頻度が高くなっているだけの可能性もある。しかし、それでもManudhane氏は、凝固関連疾患の既往のない全年齢層の患者で血栓が起こる事に困惑していると述べた。

・地元メディアによると、腸管を栄養する血管内血栓により腹痛が起こり、これが唯一の症状だったという症例も複数見つかっているという。

・耳鼻咽喉科医のHetal Marfatia氏によると、難聴や首の腫れ、重度の扁桃腺炎で受診してくる患者もいるという。｢第二波では患者毎にいろんな症状がみられる(Every person is showing different symptoms)｣と述べた。

・ニューサウスウェールズ大学のRaina MacIntyre教授は、インド変異株とその類縁のkappa variant(B.1.617.1)が非典型的症状と関連しているかについては未確定事項(still being confirmed)だと述べた。｢しばらくはその可能性について注意してみていく必要がある｣。