Thread by @Theloveliestdog

フェミニストの誤り：「男もフェミニストになれる」

by Julie Bindel

「最低限のことしかしない男を讃えるのはやめよう」
thecritic.co.uk/feminist-falla…

「フェミニズムが男たちにも人気となっていることに気づいたのは私だけだろうか？私が言っているのは植物性のサンダルを手作りする男たちやネイティブ・アメリカン風の背負子で赤ん坊を運ぶ男たちのことではなく、平均的な男どものことだ」

「昼間は反セクシストの資質を自慢し、夜には暴力的なポルノを数時間見るような種類の男たちの事である。

フェミニズムはこの星で最も大きな政治運動の一つであり、女性と少女を中心に据えた唯一の運動である。今、フェミニズムはかつてないほどに有用で必要とされている」

「だからこそ女性が勝ち取ってきた成果を覆す為に社会が退行するにつれて若い女性たちは、束となってフェミニズムに引き寄せられている。

では、なぜますます多くの男たちがフェミニストだと申し立てているのだろう？

答えは簡単だ。今、フェミニズムと呼ばれているものは完全に男たちに適している」

「彼らに何も要求せず、いかなる面でも何も挑戦せず、女性に平等も解放も与えない。その一方で男性をヒーローのように見せるだけなのだ。

自認フェミニスト男たちは彼ら自身のパロディだ。アメリカのコメディ番組“Portlandia“を見ればいい」

「男のグループ（”行儀の良い女はめったに歴史を作らない“というスローガンが描かれたTシャツを着た男を含む）が、男だけのフェミニストサポートグループに出席する。彼らをフェミニストにするセリフはこうである」

「僕は一度も芸者を買ったことは無い」「通りの女性たちにはこう言ってきたんだ『あなたは医者ですか？』って。そうすれば男だけが医者になれるって感じなくてすむだろ」「髪の色なんて見てないよ」

「端的に言って、男の実践するフェミニズムと呼ばれるものはしばしば礼儀正しさだけを指す。こうした振舞いは全ての女性イベントで聞かれる古いジョークのネタ元である。『バーに入っていく男フェミニストの話を聞きましたか？そのバーは凄く低いんですよね』」

ある有名人男性たちは道徳観をひけらかす“This Is What a Feminist Looks Like”と描かれたTシャツさえ着る。もっとも撮影スタジオの外で見ることは決してないだろうが。

「もし男もフェミニストになれるなら、『それは性差別だ』という女性に対して『いや、僕もフェミニストだけどそうは思わないよ』と答える男を止めるものは何もない。従って彼らは望む通りに議論を終わらせることができる」

「全部込みの“男フェミニスト”のために、女性の運動は単純に“全てのジェンダー”の人々のものであり、お互いに親切にするためのものとされる。

『しかし』、とあなたが言うのは分かっている。『それじゃ男は何をしたって間違いってことになるじゃないか』。」

「男はフェミニストになれないと彼らに言う事は、女性解放の為の闘いから男たちを排除するから悪意に満ちている、とするこの推定は全くナンセンスだ。

私たちはフェミニストの同盟者として、反セクシストとして、親フェミニストとして男たちが必要なのだ」

「自身の利益のためにフェミニズムを植民地支配する男たちは不要である。

2014年のエマ・ワトソンの#HeForShe 運動は、『ジェンダー平等の為に、野心的で目に見える団結力を作り出す目的で女性と連帯する全てのジェンダーの人々と男たちへの招待状』として説明された」

「ワトソンの男たちへの呼びかけは、男の暴力や女性への抑圧を終わらせる努力において女性への支援を要求するよりも、それ以上にフェミニズムが男性嫌いと同義ではないことを必死に証明しようとする彼女の試みだった。

男をなだめ、包括するのであればフェミニズムは無意味なものとなるだろう」

「ソフィ・トルドーが2017年の国際女性デー（IWD）を、男と少年たちを祝福する機会として利用したことを見ればいい。去年のIWDでは、北アイルランドの警察は自身のキャリアを支えてくれた男性同僚警官を推薦するよう女性警官に呼び掛けた」

「フェミニストは怒りをもって反応したが、多くの男たちは頭を掻きながら、単に正しい事をしてきただけの自分たちを女性が称賛していったい何が悪いのかを判断できずにいた」

「リベラルフェミニズムは最低限度でしかない男（それすら満たせない男もしばし含まれる）の機嫌を積極的に取るだけではなく、フェミニズムの定義も皆を含むものへ拡大してしまった。最良の“男フェミニスト”になる為の男の闘いは女たちを助けることはない。全てを男のものにしてしまうだけだ」

「もし男が真っ当な世界を創る事に貢献したいなら、まず女性に対する暴力について、自分自身や他の男たちの責任を問う事から始める事ができるはずだ。自分たちがどうレイプから恩恵を受けているか、直接女性を傷つけたことが一度でもあるのかという事について、正直に会話する事ができるだろう」

「フェミニズムは、もし正しく行われるなら、男を居心地悪くさせるものであるべきだ。それが非常に重要な点なのだ」

「男たちを安心させるために譲歩するよりも男の暴力をなくすために私たちが行っている活動を支援する方法を考えるよう、彼らに直接挑もう。なぜなら男性はフェミニストにはなれないが味方になることはできるし、彼らと協働する事はできるのだ-彼らが道徳的なTシャツを家に置いて来てくれる限りは」

終