Thread by @NIWA_KAORU

どうして立憲民主党の公約は、ひたすら過去へむけた「ルサンチマンと復讐心の発露」になったのか？～教えて！ニワカちゃん！～｜丹羽薫 note.com/niwakaha/n/nb7…

「モリカケ桜の真相解明チームはっじめるよ～」と言い出して業界を騒然とさせた立憲民主党の公約がなぜ生まれたか、書きました

さてさて、立憲民主党が公約が第一弾に第二弾が出たが、まだまだ続くのだろうか。どうして常人にはとても思いつかないキワモノな政策ばかり出してくるのだろうか。最後にまともな政策をポンと出せば、「不良が雨の日に猫を拾うとすごく『いい人』に見えてしまう錯覚効果」でも狙っているのか

立憲民主党が公約を小出しにするのは、発表のたびに何度もメディア露出するための苦肉の作戦なのか。国民にとって立憲民主党などどうでもよい。彼らも、かまってほしくて必死なのだ。だって「立憲主義と民主主義をダブルで全否定しようとする国政議員がいる立憲民主党」ってなんの価値があるんですか？

公約第二弾で枝野氏は、「インターネット上の誹謗中傷を含めた、あらゆる差別を防止するため」の機関をつくり、それが「勧告などが簡易」にできて、しかも、「一定の実効性を持つ」などといいはじめた。実効性をもつということは準司法的な権限となるのか。そこに言論の自由はあるのか。

「国家の定義で差別を認定し、刑罰まで与える」と呟く人もいたし「思想警察？」「ポリコレ警察？」「勧善懲悪省？」などという意見が頻出した。あらゆる差別をなくすため連発される「勧告」による言論への萎縮効果など相当なものがあるだろう。ポリコレリベラルがもたらす「物言えぬ社会」の到来である

もちろん、このように立憲民主党が、信用されなくなったのは、所属した本多平直議員がリベラルな立場から限界事例をいっただけなのに、幼女絶対不可侵のポリティカルコレクトネスが発動して、フェミニストのお気持ちに忖度し、党内秘密裁判で、粛清したのが立憲民主党自身だからだ。

立憲民主党は、立憲主義を全否定する所属議員の言論などは、どうでもいいので放置するが、一方で、ポリティカル・コレクトネスに抵触した議員の発言は全力で言論弾圧する。立憲民主党を名乗っておきながら、明らかに罪の軽重がおかしい。ポリティカル正義党に党名変更しろ。

さて立憲の公約第一弾のウィシュマさんのビデオ鑑賞会やるよ！学術会議任命しなおすよ！モリカケ桜の特捜チーム作っちゃうよ！はなんだったのか。「政権をとったら政権批判をやるよ！前の政権と前の前の政権のな」といいだしたのだから、その斬新すぎる公約は人々の記憶に永久に残った。

立憲がいくら「多様性を認め合う差別のない社会にする」だとか言いはじめても、とにかく「直ちに実行する」という公約は、人権擁護などどこかへ吹き飛ぶ、「モリカケ桜」の私怨的なルサンチマンの解消だったのだ。復讐はエンタメしか生まない。どうしてこんなことを立憲は言い出したのだろうか？

こうしてみると７項目のうち４項目が「ひたすら過去へ倫理を追求」している。最後の「森友・加計・桜問題真相解明チームの設置」などは、もはやネタ垢かと疑われるレベルである。そんなにモリカケ劇場が楽しかったのだろうか

https://twitter.com/CDP2017/status/1435168671266082816

１９１９年にマックス・ウェーバーは、「政治家にとって大切なのは将来なのに、ところが倫理は解決不能だから、政治家とは不毛な過去の責任問題の追求にあけくれる」といっている。立憲民主党の公約は、WWⅠで敗けたばかりのドイツの政治家を観察し、ウェーバーが「予言」した通りになっている。

政権を獲得したら、当たり前であるが、立憲民主党はそのとき与党になっている。それが、ひたすら国会を数年も浪費して何もでてこなかったモリカケ桜を再現し、その時は野党に転落してる自民を糾弾すると言い出す。なんだか革命が終わったばかりの国で、復讐心に支配された恐怖政治のようだ。

ここにあるのは「正義」ではなく、ひたすら過去へむけた「復讐心の肯定」であり、「ルサンチマンの解放」なのである。「ルサンチマンの解消に全振り」して、「正しさ」を装うことすらやめているという点が新しい。どうして、まずは目玉だったはずの夫婦別姓や、SDGs等のポリコレをもってこなかったのか

まあこれは私が前からいってきたことであるが、「日本では、ドイツとちがう。緑の党みたいな環境主義、多文化主義、フェミニズム、差別撤廃、脱物質のポリコレ全振り政党は成り立たない」ということである。立憲のポリコレ路線は、データをみても実は、全然、支持者をひろげていないようなのだ。

さて、我々はあまりにSNSばかりを見すぎているがゆえに、またはあまりに人間とは最善の選択をする動物であると思うがゆえに、または自分自身がインテリだからテレビを全然みないので気づいていないだけで、モリカケ桜をここで立憲が持ち出しきた意味を「バカだから」「頭おかしい」で終わらせやすい。

インテリはモリカケ桜など一瞬で問答無用にくだらない、「こんなものに国民の需要などない」と判断する（私もだ）。しかし本当にそうだろうか？森友劇場はルサンチマンのパワーであるが、半沢直樹の「溜め込んだルサンチマンを何倍にも仕返しする物語」は視聴率３０％を超えたのが、わが日本ではないか

今回の選挙、コロナ禍で出足がわからず、票が読めないといわれてる。今までの選挙と違う重篤な懸念材料が立憲にはある。実はデータで読み解くとそれがわかるのだが、その状況では枝野氏もモリカケ桜真相解明チーム始めるよ！とか言い出さなくてはならない状況にあることがよくわかるのだ。

「立憲は先鋭化した支持者のエコーチェンバーだから」「現実がみえてなくてこんな公約を出した」系の指摘はそれはもうSNS上に大量にあったのだが、それだと「バカだから仕方ないね」「だから立憲は自民に勝てないのだ」と幸せな快哉をあげて終わり。本当にそれでいいんだろうか。

実際には立憲は、正しく自己を現状分析して、現実が見えすぎているがゆえに、あんなモリカケ桜の公約をだしてしまったのではないか。それをデータと半沢直樹論とルサンチマン論をやりながら明らかにしました。ぜひ読んで見て下さい！
note.com/niwakaha/n/nb7…

我々は野党に「もっと経済や国民の生活を考えないから支持がのびない」とかいうが、国民は「生活を楽に」という言葉で簡単に動かされる単純な生き物でもない。ルサンチマンに強く惹かれる層も無視できない人口いて、彼らと連帯を深めファシズム化する立憲の真の恐ろしさを知らしめるため書いてみました

今回のnoteを書くにあたって調査データを取得するために実は朝日新聞の有料会員に登録しちゃいましたｗ朝日はこういうの広く一般に提供してるのはリベラルなんですよね。ありそうでなかった残酷の事実を突きつける分析とかやってみたので読んで、このニワカのビックウェーブに乗ろう！（←なに？）