ここら辺、最近だと「逃げ上手の若君」で見事な解説をしていましたね。

立派な甲冑を身にまとった戦士とはすなわち、高価な甲冑を自弁し、日常的に鍛錬を積む「戦う人」なのだ。 ImageImageImage
>身も蓋もないのなら戦鎚などの質量直撃武器で素早いフルスイングを致命傷狙いなら頭や首
>行動止めてるのなら腰、膝、踝
>に入れればいい

当然、優れた騎士/戦士はそれを読んでくるから、結局は実力次第になるかなとも。

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実際、「兜の上から思いっきりぶん殴って落馬させる。」は洋の東西を問わずやっていたりします。
逆に言えば、思いっきりぶん殴らないと有効打には成りにくいのが兜の防御効果

問題は鉄砲普及後、こういう武者の郎党には種子島持ちがいたり、下手したら武者自身が種子島の使い手だったりすることですね。
何せ、鉄砲は具足と同じでとても高価であり保有すること自体がある種のステータスですので、それを自弁できるのは・・・

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>いや、鉄の鎧じゃないし。

大鎧の場合は革札と鉄札を綴り合せたor革札オンリーの小札鎧ですが、この種の鎧は札が二重三重に重なっており侮れない防御力を持ちます。
一説には、弓矢に対しては鉄鎧以上に効果があるとも。

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鉄や革の小札を綴った小札鎧(いわゆるラメラアーマー)は古今東西広く使われた非常に実用的な鎧で、青銅・鉄・牛革・犀革など様々な素材が用いられました。
日本でも古墳時代の挂甲から大鎧~腹巻と経て、戦国時代のいわゆる当世具足でも一枚板の胴などと組み合わせつつ広く用いられています。 ImageImageImage
この種の小札鎧の究極系(個人的な感想)が中国の宋朝時代に発達した「歩人甲」の類で、見ての通りクッソ重いけど防御効果は抜群だったようです。まじでクッソ重いけど。

朝鮮出兵でこいつの末裔と戦った日本の侍もビックリするぐらい鎧の守りが堅かった。 Image
なお、この歩人甲に苦しめられた異民族王朝の金もさっそくパクって鉄浮屠という糞ゴツイ鎧の重装騎兵を揃えた。
後に、その金をフルボッコしたモンゴルもパクって重装騎兵を揃え、ロシア人とかドイツ人とかアラブ人とかをフルボッコしトラウマを植えつけている。 Image
野蛮な時代だと、村の領主さまが農民の喧嘩を仲裁しに来た時にヒョロガリだと舐められてしまい統治もできませんからね。
少なくとも、若いころはムキムキで武勇伝持ちとか、息子たちがムキムキで領主さまの仲裁に逆らったら半殺しにされるとかでないと。

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ジッサイ、こういう「ご領主様」ならよほど理不尽な目に合わない限り反抗するバカはいないから、揉め事の仲裁もはかどるわけです。ハイ

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カラテがくそ強く、状況判断能力に優れ、中央政界と太いパイプを持ち、(臣下や領民に対しては)公正で寛大という領主の鑑(ガチ

・・・時行きゅん勝てるの?
(ネタバレ:勝てません) Image

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10 Oct
必要な時にあらゆる犠牲やリスクを振り切って決断ができる人で、かつその犠牲に平然と自分を含めるタイプなので、非常時にはめちゃくちゃ頼りになる>ミサトさん

個人的に、人類存亡をかけた戦いには神隼人かミサトさんが指揮官であって欲しい。
平時なら、半径200km圏内には居て欲しくない。
ミサトさんの狂気が一番出ている場面は、サハクイエル戦だと思うの。ミサトさんの狂気が他のネルフスタッフに伝染しているから目立たないけど。

時点で、最強の使徒相手にメンチ切る場面
使徒絶対殺すウーマン(使徒と同様にインパクトで人類を滅亡させようとする新劇ネルフも絶対潰す)なので、どれだけチルドレンに情を抱いていても必要ならば使い潰す鬼>ミサトさん
でも、情が深いので使徒殲滅のために必要でなければシンジくんを命がけで守る。コワイ!!

Read 6 tweets
10 Oct
寝たヾ(´ー`)ノ Image
今日は外ではよい子にしていた。偉い! Image
天地魔闘の構え(*´ー`*) Image
Read 4 tweets
10 Oct
>なんせドイツと違い戦争裁判は自国でとの条件を言い張ったのは有罪が怖かった軍部軍政。
為政者は自分の事だけ。

そうですね。ドイツ本土の大半が戦車に蹂躙されても、首都ベルリンが廃墟となりヒトラーが自殺するまで降伏しなかったドイツの為政者は、とてもこくみんおもいでりっぱですね。
リチャード・ベッセルの「ナチスの戦争」では、大戦末期から戦後にかけてドイツでは凄惨な集団自殺が横行し、あろうことかナチ党は自殺を讃美すらしていたと。
日本帝国も自殺攻撃を奨励し讃美していましたが、特攻はどれだけ糞であってもあくまで「決死攻撃」であり(続く

攻撃という手段のために死を強要し称賛していた。
大してナチの場合は、アーリア人種が劣等人種に敗れるという現実に耐えられないまま、誇り高く自殺することそのものを奨励したと。

まあ、日本でも戦地での集団自決の強要とかあったのでここら辺はアレですが。(続く
Read 13 tweets
8 Oct
個人的には、感覚がマヒして普通のCASみたいな感覚でばんばん核弾頭をぶち込みながら、アーマードトルーパーとか高速機動型サイボーグ(ARMS)みたいなのでカチ込みかける地獄みたいな戦いを見たい気もする。

追い詰められた人類がどれだけヤバいかをみせてやる!みたいな。
よく考えたら、ただの怪獣黙示録だった(;´・ω・)

TVアニメ化はよ!!
OVAでもよいぞ。 Image
あの世界の人類、わり序盤、Gとの遭遇前から同胞を巻き込んで核攻撃しまくるし、なんなら残存する人類戦力の大半を磨り潰しての「時間稼ぎ」とかやらかすからな。 Image
Read 6 tweets
8 Oct
>甲冑を過大評価しすぎかと思います
>意外とペラペラなので、金属バットで十分行動不能にできます
>あとはインパクトドライバーでちまちまと(笑)

金属バットでどうにかなるなら、こういう武器が世界中で発達したことの説明がつかないかと。 ImageImage
そもそも、昔はよく知らんけど現在の金属バットは密度のわりに軽量アルミ合金だから打撃武器としては・・・
>実際甲冑くらいならバットで完封できるけどね。
>動ける程度の厚さならバットに耐えられないし、耐えれるくらい厚い甲冑なら重くて動けないし。

その理屈だと、こういうフランジ付きの戦鎚や戦闘用ピック(いわゆる「カラスの嘴」)の存在が説明つかないんだよなぁ

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