Thread by @bottiboch

ひょっこり1号が中1のときに語ったメモがでてきたよ。

1号が語る「読み」について

読めない辛さと、読めないことの損失に気づく先生はあまりいない。
先生たちはいとも簡単に読める人たちだから、読めないことを想像するのは難しい。

それは分かる…

でも、すぐそこに自分が欲しい情報があるのに、それを得ることができない。または、それを得るためにものすごいエネルギーを費やさなきゃならない悔しさったらない。

「周りの人に聞けばいいじゃない」って？簡単に言わないでほしい。
人の都合を気にしたり、申し訳ないな…って思ったりしながら、

「僕は読めないので、すみません、読んでください」って言うの？
授業中？
教科書読んでくださいって？
テストの問題読んでくださいって？

この人は読めない人なんだ…当たり前のことができない人なんだ…って思われるくらいなら、「やる気がない人」とか「勉強きらいな人」って思われる方がまし！

誰よりも頑張ったのに、誰よりもできないってバレるのだけは耐えられない。

読めないバリアってそこかしこにある。

東京とか、慣れないところで電車に乗るときは、行き先と出口をまずはネットで調べる。
そしてトレインビジョンが見えるところに乗る。
どこを走っているかいつ降りるか、ずっと見てる

車内アナウンスは周りの音で聞こえないときあるからね。
自分で工夫できることはなんとかやってみる。

慣れてる地下街はいい。
難波とかね…何度も家族で行ってるから、だいたい覚えてる。
慣れないところの地下街とか、どこから地上に出ればいいのか分からない。
そもそも地図があっても、あそこもここも分からない。

それでも電車とか地下街はまぁいい、問題は飛行機。
飛行機はお父さんやお母さんと一緒じゃなきゃ乗れない。
空港はザワザワしてるし、案内板は文字と数字がワチャワチャしてて何が何だか分からない…でも、乗り間違えられない…
読めないのと間違えられないプレッシャーでめちゃ緊張して疲れてしまう

だって…これ、7年前だよ。
今はほんと便利になったよね…スマホ１つで大概の苦手が補える！