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#珍種紹介 カワネジガイに準じて日本産淡水貝 #七大珍種 当確なのはヒダリマキモノアラガイ。近年も北海道・東北に複数の産地が知られ、目にする機会はカワネジガイより僅かに多いですが、本州の大半で絶滅したので稀少性はほぼ双璧です。殻表に毛羽立った螺肋を多数巡らし、生貝はまるでワラジムシ。
和名が誤解を招きがちですがやはりヒラマキガイ科です。本種が属す 𝘊𝘶𝘭𝘮𝘦𝘯𝘦𝘭𝘭𝘢 はカワネジガイ属 𝘊𝘢𝘮𝘱𝘵𝘰𝘤𝘦𝘳𝘢𝘴 の亜属または異名とされるなど諸説あり。お顔はカワネジガイ同様赤黒い体表に白斑を散在しますが、頭触角根元外側の鰭状の突起が、より大きく目立つ点が異なります。…
私が見たのは8月、浅い沼の水辺で、水深1〜5 cmに沈んだ枯れ葉の上に、高密度でびっしりと生貝がいました。戦前の東京や大阪でも同様の光景が見られたに違いありません。冬季のデータは全くないので、カワネジガイのごとく渇水期に陸貝生活をするかどうかはまだわかりません。…
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#珍種紹介 日本の淡水貝の #七大珍種 にカワネジガイを含めることに異論は出ないでしょう。稀少性はもちろん、形の奇抜さや意表を突く所属など、これこそは貝通の夢にして憧れの種。この種に関するまとまった報告を一番最近公表したのがたまたま私なので、カワネジガイの凄さと魅力をご紹介します。...
何より目につくのは奇抜な殻です。左巻で、螺旋はほどけ、ドリル刃に似ています。しかも驚きなのはヒラマキガイ科の一員という点です。この科の大半の種は画像右下のような扁平な円盤状で、全く似ていません。また本種が属す 𝘊𝘢𝘮𝘱𝘵𝘰𝘤𝘦𝘳𝘢𝘴(狭義)の他種はインドとバングラデシュに各1種…
知られるだけで、その間の中国や東南アジアからは記録がありません。日本産は吉良哲明(1911)が大阪の水田用水路から報告し、そこには「無數に」「極めて多産」とあります。Walker (1919) の原記載も「大阪に多産」としています。その後平瀬信太郎(1922)が東京北区赤羽から同属の別種として…
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#珍種紹介 日本の汽水産貝類の #七大珍種 に当確なのは、背腹に扁圧された柿の種子状の独特な殻を持つオキヒラシイノミ。日本では山口県下関市(1970年代までに絶滅)と九州西岸(福岡〜鹿児島各県)の、内湾奥の海岸・河口に固有。岸辺にまとまって生えたハマボウなどの樹木が水面へオーバーハング.. Image
して昼も日蔭をなす場所の落葉や転石間を好み、産卵は樹幹を1〜2mも登って行う。この属の種は孵化後に浮游幼生期を経ると言われるが、これはインド産の1種について報告があるだけで、本種は水のないところで産卵するので直達発生の可能性がある。その場合分布域は狭いはずだが、現在は遠く離れた中国.. Image
南部〜ベトナム北部に産する種と同種されており、これは誤同定の可能性があるので再検討が必要。両者が別種だった場合、日本産は未記載種かつ西日本固有種となり稀少性は飛躍的に増大する。棲息環境の大半がコンクリート護岸などで失われ、九州以北の汽水性貝類のうち最も絶滅に近い状態..
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