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#モーリシャス 座礁事故、#長鋪汽船#商船三井 が共同会見。運航船社に求められる「社会的責任」とは。│日本海事新聞(2020年08月11日) jmd.co.jp/article.php?no… この報道、業界紙だけあってもっとも詳細ではないかと思われる。 #モーリシャス重油流出事故
"日本の海運会社の多くが船主から船舶をチャーターしている実態もあり、今回のように環境汚染など大規模な事故につながった場合、チャーター船かどうかにかかわらず海運会社側が説明責任を果たさなければならないケースが今後も出てきそうだ。"当然だと思う。
”運航船社と船主の責任範囲についての質問に対し、商船三井の小野晃彦代表取締役副社長は「船主と共に安全を担保することは用船者の務め。こういった時も船主を精一杯支援していく」と答えた。"

商船三井は長鋪汽船の活動を『支援』する立場にあるらしい。
”今回のような国際的な油濁汚染の事故に発展した場合、「当該国のモーリシャスや一般社会からみると、企業規模、社会的な知名度の観点から船主に比べ企業基盤が圧倒的に大きい商船三井のような運航船社に事故の経緯や説明が求められてしまうのではないか」(関係者)という認識があるのも事実"

当然だ
”海運会社にとってひとたび大規模事故が発生すれば、契約上の責任はなくても事故発生から処理まで、定期用船についても自社船同様の対応が求められることになる。それだけ海運会社にとっては船主の選定や定期用船の安全性について、今後、厳しい管理が問われることになる。"

業界紙としては正論だろう
”長鋪汽船は岡山県の船主で、バルカーやコンテナ船、タンカーを11隻保有。船員を配乗する自社管理船は「WAKASHIO」だけで、他船の船舶管理業務は外部の船舶管理会社に委託している。今回、奇しくも自社管理している唯一の船舶で座礁事故が発生してしまった。"

なるほど。不運としか言いようがないな。
”長鋪汽船の長鋪慶明代表取締役社長は会見冒頭で「モーリシャスの国民をはじめとする関係者に多大なご迷惑とご心配をおかけし、心より深くお詫び申し上げる」と陳謝。その上で、「油の流出・拡散防止と漂着した油の回収に全力で取り組む」と説明"

この謝罪と表明は国際社会に伝わっているんだろうか❓
”シンガポール経由でブラジル方面に向けてインド洋を航行中、現地時間7月25日午後7時25分にモーリシャス島の南東0.9マイル沖で座礁”

”座礁後ただちに長鋪汽船は商船三井と連携し、サルベージ会社などに協力を要請し離礁作業に当たったが、波浪が強く作業が難航。機関室底部が損傷し浸水が発生”
”本船にはインド人、スリランカ人、フィリピン人の乗組員20人が乗船していたが、全員無事に救助され人的被害はなかった。貨物は積載していなかった。"

目的地で貨物を積載する予定だったのか、それとも貨物を輸送した後だったのか。とにかく貨物が流出物に含まれていないのは不幸中の幸いといえる。
”船内に残っていた燃料油は約4000㌧(重油約3800㌧、軽油約200㌧)。約1180㌧の重油を積んでいた右舷側の燃料タンクの一つに亀裂が生じ、推計で約1000㌧の重油が流出した。他の燃料タンクに破損は確認されていない。"

この流出した重油以外の燃料の抜き取りが最近終わった作業のようだ。
”漏油による環境被害を食い止めるためにオイルフェンスを設置し、流出油の流れを制御している。同時に船内に残っている燃料油の抜き取り作業にも着手。これまでに約500㌧の燃料油を抜き取った。"

オイルフェンスが設置され、その上、燃料油の抜き取りもほぼ完了していた。
newsweekjapan.jp/amp/headlines/…
”長鋪汽船は保険会社を通じて現地の油回収業者を起用。油流出対策の専門家も現地に送り込む予定だ。商船三井も「さまざまな専門家の知恵をお借りする。社内の人材も現地に派遣して対応する」"

この「油回収業者」が英語版声明にあった🇳🇱スミットインターナショナルらしい。
以下『会見の要旨(一問一答)』より

”―事故の賠償はどのようなものになるか。

長鋪氏「今回の油濁事故については、船主である当社の方で日本船主責任相互保険組合(ジャパンP&Iクラブ)の保険を付保している。その保険で、カバーされる運びになる。"

保険でカバーできる規模の被害なのだろうか…
”―今回、1000トン以上の油が流出したとされる。周囲の環境への影響をどう受け止めるか。

小野氏「このエリアは野鳥の保護区付近で観光産業が盛ん。燃料油流出は環境へ甚大な影響を及ぼすと深刻に捉えている。流出油を少なく抑えるとともに、除去に向け専門家チームと協力する”

問題の重大性は認識
続き。”小野氏「専門家チームとは、船主さん経由の保険会社のチームや救助会社のチームなどだ。当社も近々社員でチームを作り、現地へ派遣し除去活動に従事する方針だ」”

ならば広報で単に派遣した社員数のみを公表せず現地対策チームの陣容と活動内容と実績を日毎に報告する態勢を構築すべきだろう。
”長鋪氏「現状、ジャパンP&Iクラブ経由で手配された現地の油回収会社が作業に従事している。それらの業者の方や、モーリシャスの現地の皆様の協力を得ながら、漂着油の回収が行われている」"

ところが海外の報道では商船三井側も長鋪汽船もまるでプレゼンスがないと捉えられている。広報努力が必要だ
”―国際社会の動きは。

長鋪氏「近日中にフランスの油回収会社が到着する。モーリシャス政府からフランス政府に支援要請があったようだ」"

それがこのモーリシャス首相の8日付ツイートだ。公式サイトに声明はなくツイッターのみでの緊急支援を訴えたことを表明している。
続き。

”―国際社会の動きは。

小野氏「日本では国土交通省、外務省と緊密な連絡を取っている」”

その結果が今日、外務省の極端に発信力のない所管アカウントから発せられたこの声明なのだろうか。だとしたら政府の対応は十分だとは思えない。
”―事故後の対応はどの様なものだったか。

加藤氏「救助業者が本船に乗船できたのが7月31日。オランダからの手配だったので、モーリシャスに入ってからのPCR検査もあり時間がかかった。オイルフェンスを展張したのは油が流れ出る前ではあるが、8月に入ってから」"

座礁を把握してからの行動は迅速
続き

”長鋪氏「当初、オイルフェンスについて展張が不可能な状況だった。波の高さが4メートル前後あったので、普通にオイルフェンスを張ってもその上を乗り越えてしまう可能性もあった」”

オイルフェンス設置が遅れているかのように見えた背景がこれでわかった。尽力はしていたのだと評価できる。
続き。

長鋪氏”「対策について周辺の環境に及ぼす影響が大きい方法は極力しないよう指導されている。例えば、乳化剤などは使用していない。当局からの指示、許可があるまでは使用してはならないと本船にも指示している」"

環境や生態系へのこれ以上の破壊がないよう配慮もなされているようだ。
”―座礁の原因は。

加藤氏「本件ではモーリシャス島に近寄り過ぎた。その原因をこれから究明する。航海計画によると、同島からは10から20マイル以上離れる計画だった。これから船長以下にインタビューし明らかになるだろう」"

TL上では船長の『人災』であることを強調する向きがあるが実際はいかに❓
”―今後の油回収の見通しは。

長鋪氏「油の抜き取り作業は本船に横付けできるタンカーをもう1隻要請している。加えて、現在までに抜き取った油を積んだタンカーが、別の船に移し空にした上で、再度本船に横付けする予定だ」"

燃料油抜き取り作業は慎重を期して実施されていることがうかがえる。
”―通信記録装置の回収状況は。

長鋪氏「航海記録については、モーリシャス当局などしかるべきところに提出するよう指示した。コピーもあるので、紛失などはない。ただ、それを今、われわれが手に入れるのは難しい状況。船長がサルベージ会社の方に託したと聞いている」"

隠蔽改竄の恐れはなさそうだ
”―商船三井は今後用船へのリスクをどう考えるか。

小野氏「用船契約での船主と用船者の責任はクリアになっている。とはいえ、当社は船主さんあっての運航船隊と考えている。これまでも安全運航の取り組みを船主さんと共に、勉強を重ねてきた。”

続く
続き

”―商船三井は今後用船へのリスクをどう考えるか。

小野氏「船主さんと一緒になって安全を担保していくのが用船者としての当社の務め。船主さんを精いっぱい支援していく」

ごく誠実な対応をしている。
”―商船三井は長鋪汽船に賠償を求めないのか。

小野氏「現時点では共同して被害を食い止めることに注力している。賠償については申し上げる段階にない」"

将来的には商船三井⇨長鋪汽船で賠償を請求する流れとなるらしい。
”―商船三井は安全運航支援センターで本船の動静をリアルタイムで確認できていたのか。

加藤氏「トラブル発生当時から安全運航支援センターに情報が入り、関係部署にすぐ報告した。ただ、対象となる運航船は全部で約800隻。リアルタイムといっても、データは1秒おきのものではなく、数時間おきのもの"
”―本船に残っている油の量は。

加藤氏「もともと重油と軽由合わせ約4000トンあった。軽油が約200トン、それはそのまま残っている。約3800トンの重油のうち、約1000トン超が流れ出たとみられる。残り約2800トンのうち、横付けしたタンカーが抜き取ったのは約500トン。残りは、単純計算で約2300トン」”
以上。あくまで個人的な抜粋とコメントなので全文は記事を参照。

全体印象としては、船主側も運航側も実地で必要な対応を的確に行っているようである。が、PRが的確に行われていない。また真の課題は生態系被害をどう回復するかにあるので引き続き責任履行の様を注視する。
jmd.co.jp/article.php?no…
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記事全文を読めばいいのでとくにまとめる必要はないと思うが備忘録として本スレッドをまとめておく。あくまで全容は記事を確認してください。
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