商船三井は長鋪汽船の活動を『支援』する立場にあるらしい。
当然だ
業界紙としては正論だろう
なるほど。不運としか言いようがないな。
この謝罪と表明は国際社会に伝わっているんだろうか❓
”座礁後ただちに長鋪汽船は商船三井と連携し、サルベージ会社などに協力を要請し離礁作業に当たったが、波浪が強く作業が難航。機関室底部が損傷し浸水が発生”
目的地で貨物を積載する予定だったのか、それとも貨物を輸送した後だったのか。とにかく貨物が流出物に含まれていないのは不幸中の幸いといえる。
この流出した重油以外の燃料の抜き取りが最近終わった作業のようだ。
オイルフェンスが設置され、その上、燃料油の抜き取りもほぼ完了していた。
newsweekjapan.jp/amp/headlines/…
この「油回収業者」が英語版声明にあった🇳🇱スミットインターナショナルらしい。
”―事故の賠償はどのようなものになるか。
長鋪氏「今回の油濁事故については、船主である当社の方で日本船主責任相互保険組合(ジャパンP&Iクラブ)の保険を付保している。その保険で、カバーされる運びになる。"
保険でカバーできる規模の被害なのだろうか…
小野氏「このエリアは野鳥の保護区付近で観光産業が盛ん。燃料油流出は環境へ甚大な影響を及ぼすと深刻に捉えている。流出油を少なく抑えるとともに、除去に向け専門家チームと協力する”
問題の重大性は認識
ならば広報で単に派遣した社員数のみを公表せず現地対策チームの陣容と活動内容と実績を日毎に報告する態勢を構築すべきだろう。
ところが海外の報道では商船三井側も長鋪汽船もまるでプレゼンスがないと捉えられている。広報努力が必要だ
長鋪氏「近日中にフランスの油回収会社が到着する。モーリシャス政府からフランス政府に支援要請があったようだ」"
それがこのモーリシャス首相の8日付ツイートだ。公式サイトに声明はなくツイッターのみでの緊急支援を訴えたことを表明している。
”―国際社会の動きは。
小野氏「日本では国土交通省、外務省と緊密な連絡を取っている」”
その結果が今日、外務省の極端に発信力のない所管アカウントから発せられたこの声明なのだろうか。だとしたら政府の対応は十分だとは思えない。
加藤氏「救助業者が本船に乗船できたのが7月31日。オランダからの手配だったので、モーリシャスに入ってからのPCR検査もあり時間がかかった。オイルフェンスを展張したのは油が流れ出る前ではあるが、8月に入ってから」"
座礁を把握してからの行動は迅速
”長鋪氏「当初、オイルフェンスについて展張が不可能な状況だった。波の高さが4メートル前後あったので、普通にオイルフェンスを張ってもその上を乗り越えてしまう可能性もあった」”
オイルフェンス設置が遅れているかのように見えた背景がこれでわかった。尽力はしていたのだと評価できる。
長鋪氏”「対策について周辺の環境に及ぼす影響が大きい方法は極力しないよう指導されている。例えば、乳化剤などは使用していない。当局からの指示、許可があるまでは使用してはならないと本船にも指示している」"
環境や生態系へのこれ以上の破壊がないよう配慮もなされているようだ。
加藤氏「本件ではモーリシャス島に近寄り過ぎた。その原因をこれから究明する。航海計画によると、同島からは10から20マイル以上離れる計画だった。これから船長以下にインタビューし明らかになるだろう」"
TL上では船長の『人災』であることを強調する向きがあるが実際はいかに❓
長鋪氏「油の抜き取り作業は本船に横付けできるタンカーをもう1隻要請している。加えて、現在までに抜き取った油を積んだタンカーが、別の船に移し空にした上で、再度本船に横付けする予定だ」"
燃料油抜き取り作業は慎重を期して実施されていることがうかがえる。
長鋪氏「航海記録については、モーリシャス当局などしかるべきところに提出するよう指示した。コピーもあるので、紛失などはない。ただ、それを今、われわれが手に入れるのは難しい状況。船長がサルベージ会社の方に託したと聞いている」"
隠蔽改竄の恐れはなさそうだ
小野氏「用船契約での船主と用船者の責任はクリアになっている。とはいえ、当社は船主さんあっての運航船隊と考えている。これまでも安全運航の取り組みを船主さんと共に、勉強を重ねてきた。”
続く
”―商船三井は今後用船へのリスクをどう考えるか。
小野氏「船主さんと一緒になって安全を担保していくのが用船者としての当社の務め。船主さんを精いっぱい支援していく」
ごく誠実な対応をしている。
小野氏「現時点では共同して被害を食い止めることに注力している。賠償については申し上げる段階にない」"
将来的には商船三井⇨長鋪汽船で賠償を請求する流れとなるらしい。
加藤氏「トラブル発生当時から安全運航支援センターに情報が入り、関係部署にすぐ報告した。ただ、対象となる運航船は全部で約800隻。リアルタイムといっても、データは1秒おきのものではなく、数時間おきのもの"
加藤氏「もともと重油と軽由合わせ約4000トンあった。軽油が約200トン、それはそのまま残っている。約3800トンの重油のうち、約1000トン超が流れ出たとみられる。残り約2800トンのうち、横付けしたタンカーが抜き取ったのは約500トン。残りは、単純計算で約2300トン」”
全体印象としては、船主側も運航側も実地で必要な対応を的確に行っているようである。が、PRが的確に行われていない。また真の課題は生態系被害をどう回復するかにあるので引き続き責任履行の様を注視する。
jmd.co.jp/article.php?no…
記事全文を読めばいいのでとくにまとめる必要はないと思うが備忘録として本スレッドをまとめておく。あくまで全容は記事を確認してください。