Thread by @SakamotoFumie

コメディカルという和製英語で一括りにされる医療職も、それぞれの専門性が尖っている。

例えば、リハビリテーション部門は身体の動きのプロ。その中にも、理学、作業、言語聴覚とそれぞれの専門性があって、患者さんが自立し、自分らしく、明るい気持ちで、安全に、合併症を起こさず暮らして行くのを支える人たち。

臨床検査技師も微生物、生理機能、病理とそれぞれの領域で緻密な技術で活躍する職人集団。感染対策では異常を早期発見して最初のアラートを発してくれる。

臨床工学技士は病院のメカニック。安全管理の一つの柱でもある。とにかくカッコいい。

放射線技師は今年は大活躍でした。見えない身体の中をキレイに見せる技を持つ人たちです。レントゲン、CT、MRI、消化管や血管の造影検査、超音波検査、核医学、放射線治療と守備範囲もかなり広い。装置にも当然詳しい。

そして管理栄養士

食事は楽しみという以外に、糖尿病や腎臓病、高血圧などの元々の病気のコントロールに直結していますね。そして、栄養状態の改善は感染症やその他の合併症予防につながっています。

視能訓練士は目の機能の検査以外に、弱視や斜視の方の視能訓練、様々な原因による目の見えにくさで困っている方が不自由なく、安全に暮らせるよう支援する(その方法の引き出しをたくさん持っている)人たちです。

内視鏡技師

感染対策になくてはならない存在、ということ以上に正確で快適で安全な内視鏡検査に不可欠な面々

社会福祉士

病院と社会をつなぐ人たち。医療へのアクセスと継続性を維持する専門職。

精神疾患を持つ方の支援に特化した精神保健福祉士もありますね。社会福祉士とダブルの有資格者もいます。

臨床心理士

子供から大人まで、人の心の健康を評価し、支える人たち。心の健康と身体の健康は切り離せない。

この領域では誰も右に出る者はいない、というレベルの専門職が集まって動いているのが病院。