Thread by @ramos262740691

ワクチンのベネフィット問題は考えるほど難しい。
以前(一号さんが)HPV2価ワクチン(サーバリックス)の重篤な副作用発生率とHPV-16,18感染(2価ワクチンの対象)率は同じで全国民接種のベネフィットがない話をツイートしてました。
sumatome.com/su/12982490263…

この中で厚労省かどこかの「ファクトシート」がサーバリックスがHPV-16,18しか相手にしていないにも関わらず全部の型のHPV感染率を出してベネフィットを誤魔化している。という話をしました。
こういうのが医療に不信感を呼ぶのでやってはダメなことです。

それは置いといて、
じゃあ生命倫理から

ワクチンのベネフィットを見積もるとどうなる？というと、マジで重篤な副作用はごく稀にでも出てはだめだということになりかねない。

先ほどの子宮頸がんの話だと、全国民がHPVのPCR 検査を健康診断だかでやって、感染者だけ治療・注意した方がいいということになる。

何故なら感染者は少なくて、

全国民ワクチンで起こる重篤な副作用とワクチン対象の感染者(感染者が必ず発症する訳ではありません)が同じだからです。

一方で経済効果に移すと話は別です。感染者全員見つけて(これはコストとしてはワクチンと変わらない)、治療するとして、費用的にはそれなりの額になります。

そこで感染取りこぼし→検査・発見・治療のいたちごっこを続けていけば費用はかさむ。その点では先程の全員検査すれば良くね？は感染の広がりを考慮してないでしょう。

結局、(HPVは脇に置いとくとして)コロナはここなのかなと思います。

コロナの感染力と治療代を考えた際に、国家としては

ワクチン一択となるでしょう。
特にコロナは広がった時の経済被害は甚大なので。

もちろんコロナワクチンはサーバリックスと違い点で切って、まだ因果関係の分からない副作用報告を含めても、ベネフィットは3程度出ているのですが。

ただ自分の身を案じる観点では、ベネフィットは3程度であることは

覚えておこうね。という話にしかならないのかな。

難しいな、と思いつつ最近はそんな風に思ってます。