Thread by @sow_LIBRA11

昨日の午後ローで「キス・オブ・ザ・ドラゴン」やってたのか。私アレ好きでねぇ。ジェット・リーを始めてみた映画でも在るから余計に・・・あ、違うわ、その前にリーサル・ウェポンだったが、あっちでは敵だったからなｗ

ジェット・リーって、ただでさえ小柄なアジア系の中で、身長１６８センチで、ベビーフェイスなので、この時すでに三十代後半なんだが、あえてそこを突っ込んで、「めちゃくちゃ強いのだが、女性の扱いは苦手」という温厚で堅物な刑事ってキャラなのな、そこがいい。

ヒロインのジェシカは、いわゆる「愚かな女」なのよ。田舎町で生まれて、派手な暮らしや都会に憧れ、気づいたら人生を転がり落ちて娼婦なってしまった元薬物中毒者。でも基本的に善性の人物。
「善人であるがゆえに食い物にされ続けた弱者」
それでも最後の一線は超えていない。

感情表現が乏しく、クールでドライに見えるジェット・リー演じる主人公リュウだが、「眼の前で虐げられている弱き人」を見捨てられず、彼女と出会う。
そして、街を支配する悪徳の警察署相手の大立ち回りという・・・まぁ「渡世人もの」なんですな。

渡世人ものってなぁアレですよ。
旅人の主人公が訪れた、悪の権力者に支配されている街。そこで虐げられている弱い善人。
当初は「あっしには関わりのない話で」と言っていた主人公だが、義憤と義侠の心で、圧倒的な力を持つ悪を倒し、人々に笑顔を戻し去っていく。

ちょっとまた違うところはありますが、私はわかりやすい好みなので、ジェット・リーとあとジェイソン・ステイサムが好きなんですが、そのステイサムの主演作では「セイフ」がお気に入りなのも、似たような要素があるからかもですな。