Thread by @shodamiwa

友人がしっかり稼いでいたり。同僚が仕事や家庭に意味を見出し、楽しく暮らしていたり。そういうことに苛立つって、おかしいのです。「自分の劣等感を煽らないように、周りの方々は不幸そうな顔してください」なんて、言えないですから。「なぜ、いつから自分は人の幸せが許せないのか？」です。

自分のお世話を後回しに、仕事や家庭に打ち込んで。頑張って、頑張って、頑張って…でも、望む状況にはならなくて。「これが普通だ」「そういうものだ」とやりすごしてきた。なのに、友人や同僚の楽しい暮らしぶりを知ってしまって。虚しくなったり、カッとなったり…そういうのは、誰にでもあります。

「羨むな」ではなく、「攻撃するな」です。みんなでいっせいに努力して、同時にゴールするわけでもないので。「誰かは上手くいってる」「けど、自分はダメだ」なんて時期のズレは誰にでもあります。なので落ち込んで、ただでさえエネルギー不足な時期に、わざわざ嫉妬や妨害に力を割くな、です。

「落ち込む時期をミニマムにする」――この呪文を、わたしはよく使います。「自分、落ち込んでるかもな」というのは、とにかく、すぐ気づくようにする。そうすれば、人のことを「けしからん」だの「わかってない」だの言って絡んで、エネルギーを無駄に使わないですみます。

「人に絡んでいく人間の見え方」というのは、酷いものです。「絡むだけの正当な理由」を並べたところで、相手本人に申し出や提案、手を貸すことをせず、いない場所で「あの人はねえ…」と話して回るなら、ほぼ陰口と同類に見えます。周りの人々が黙って聞いてるのは、同意の意味ではないですよね。

「自分の評判を下げること」に、なけなしのエネルギーを使ってるとも言えます。酷いですよね。なので、はやめに「自分、嫉妬してる？」「自分だけ苦労してる気になってた」「落ち込んでるんだな」「よし、落ち込む時期はミニマムにするぞ」と、そういう流れに持っていきます。

「嫉妬」を感じたとき、自分がどう動くかがポイントです。「あの人、頑張ってたものな」とか「自分も頑張ろう」なら大丈夫です。「なんであいつばかり良い目にあうんだ」「自分ばかり酷い目にあうんだ」このふたつは、他の要素を考えず、ただ人だけ比べて怒りたがってるので、心はだいぶやられてます。

人間関係や時代のタイミング等の要素を無視して。「自分とその人とだけ」で比べはじめたら、もう噴火したくてそうしているようなものです。他人への怒りを溢れさせ、冷笑したり、こき下ろしたりを「周りの人と一緒にしたい」と準備して。そこにエネルギーを割けば、自分の立て直しは遅れます。

嫉妬からの攻撃に転じそうになったら…

手順1)「相手がけしからんのではなく、自分が落ち込んでるのだ」と気づく。

手順2)「相手の成功は（もちろん努力もあるのだろうけど）すごく羨ましい」と認める。

これで、他人の妨害や自分の評判落としにエネルギーを吸いつくされず済みます。

あとは、「落ち込む時期はミニマムに」の呪文を唱えながらです。どうやったら、現状を良くできそう？そもそも自分が考える良い状態や良い結果ってどういうの？ちょっと角度を変えて、他の良さを獲得しに行くのはどう？等など…現状を見て、分析して。自分の希望と照らして。作戦を練る。

「我慢一辺倒」や「諦めだらけ」で、自分を日常的に痛めつけないように…です。他人に絡んでは、他人の人生を自分の納得するものに変えてやろうとするのではなく。自分のことをお世話して、自分の状況を良くしていきましょう。みんなが自分をだいじにして、楽しく過ごせますように。