Thread by @satetu4401

家政婦や保育を利用した現代的な働き方は「家事テクノロジーの発展によって暇になった伝統的な家庭の女」に依存しきっているため、この生き方はどこまで行っても伝統的な社会の一部にしかなれない

そこから脱却しようと、食事などの手間を可能な限り軽減して簡素にした上での共働きは

今度は「わざわざ苦労して他人と暮らす価値を失わせる」ので繁殖がままならず社会が維持できなくなる

当たり前だが、レトルト食事なら一人で食べたい時に食べて、寝たい時に寝れる独身で十分だ

では愛ならどうだろう？　そんな生活でも愛があれば楽しいのではないだろうか？

だが文明と愛は対立構造にある。愛を中心に生きるには勉強なんてやってる暇はない。運動して立派な体になって、芸能に通じて、お洒落をして、会話も上手くなって、欠けたものを産めるくらい愛される人間になる必要がある

そうなると今度は文明を維持する意欲を失ってしまうわけだ。自分自身が素敵な人で、相手も素敵な人、それで人生は十分満たされる

そうなるともう田舎とか漁村とか離島レベルの文明で十分幸せに暮らしていけるわけよ、別に文化だの何だの必要ない。ああいうのはキモい人間にしか必要ないんだよ

つまり、現代的な思想に基づく現代的な暮らしは、突き詰めていくと「伝統的な暮らしをしてる人間のおこぼれ労働力に頼って細々と生きる」か「生活を簡素にして愛で繋がるように進化して文明が不要な人間になるか」のどちらかしかないわけ

このどちらも、そのへんに大勢居て観察できるだろ。先進的な暮らしを気取りながら家庭生活の大部分を伝統的な女性に頼ってる共働き夫婦

人生の大部分を恋愛や人付き合いに使用して、勉強とかテクノロジーとか、そういう類のものから距離を取ってる人達、若者から大人まで大勢いるわな

案外、文明やテクノロジーを維持したがってる人間ってのは少ないのかもな。無ければ無いで困らない人間は大勢いる

この困らないってのは「死なない」って事じゃない。いま文明が止まったら大勢死ぬわ。でもそれと困るかどうかは別の話だ

世の中には別に死なないのに困ってる人間が大勢いる。将来の学費が足りないとか、貯金がなくて老後が不安だとかな

それと逆で「死ぬけど困ってない人間」ってのも大勢いるんだ「困るくらいなら一定確率の死亡率を受け入れ、生き残る幸運に賭ける方がマシ」って人間も居る

文明と愛の対立構造をわかりやすく言うなら「社会の役に立つ人間になるために必死に勉強してキモくなって愛を失う若者」と「愛を得るために勉強をほったらかしてバカになって社会的立場を失う若者」の対立構造でもある