そりゃ確かに、障害を乗り越えた感動巨編みたいなのは、大多数の普通の障害者には関係のない話だし、そんな事を求められても困るってのは当然なんだけど

そういう普通の話、まともな理解を求めるのって、かえって理解から遠ざかるんですよ
古今東西「まともな理解」を求めたものが実際にまともに理解される事はないんですよ

人間には自分の人生があって、まともな理解力の大部分はここに消費されます。将来のための貯金とか、仕事のトラブルとか、家族や恋人のことにね
殆どの人間にとって「障害者の人生」なんてのは、歯糞ほどの価値もないゴミで、そしてそれは別に障害者に限った事ではなく、弱者や立場の違う人間、他人、他産業、ようするに「自分と自分の大切なもの以外の全て」はどうでもいい物なんです
どうでも良いものが理解してもらうには「面白さ」なり「教訓」なりを提供しなきゃいけない

それは別に障害者に限らず、あらゆるものに平等に課せられた、乗り越えるべき試練のようなもので、これは何者であろうと避ける事はできないんです

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16 Oct
自然淘汰による遺伝的進歩アルゴリズムが効率が良すぎるので、いまの社会は資源の入手を企業に頼り切ってるわけよね

自然環境で勝ち残った企業は、人工的に作られた国家よりも優れた仕組みを持っているので、そこに頼る方が国よりずっと効率が良い
しかし、この進歩アルゴリズムの致命的な欠点は「コントロール不能」であること、生き残った企業は効率的ではあるがその構造が少子化を招いても、そこはコントロールできない

コントロールできるが非効率な人工物(国家)と、コントロール不能だが効率的な自然物(企業)という対比があって
究極的にはコントロールか? 効率か? という話になる

生物兵器が戦争で使用されないのも、優秀ではあるがコントロール不能であるからだ。どんどん増えて人を食い殺す害虫とか効率よくても後処理で困るからな

だから非効率でもコントロールできる人間の兵士や近代兵器を使用するわけだ
Read 6 tweets
16 Oct
100年前あたりからの近代化によって「餌場から社会に帰ってこない男性が増加」更に男女共同参画社会という名目で「女性に社会から出ていくよう促した」ため社会は完全に機能不全を起こして少子化が止まらなくなってしまった

というのが現状の社会に対する正しい認識である
近代化~現代化によって人間は「社会からどんどん出ていっている」のである。社会から人が出ていったせいで少子化やコミュニティの崩壊などの深刻な社会問題が発生している。何も不思議な事は起こっていない

しかし、この正しい理解と理論は、営利企業の利益のために逆に表現されている
原始的な社会はこうだ。大勢の人間が集まって暮らしている。人々は社会から外に出て食料を得たり木材を集める。そして得た資源を持って社会に帰ってくる
Read 12 tweets
15 Oct
プロ絵師になる上で最も重要なのは背筋力で、筋力が足りないと手首をついた状態で手首に負荷が掛かる描き方をして腱鞘炎になって終わる(そこまで描かない奴は論外)

これは才能とか関係ない単純な筋力とフォームの問題だが、才能があって努力もするのに、これを放置して駄目になるパターンがある
絵師は力仕事ではないが、基本的には肉体労働、職人仕事であるため、肉体の健康は線や筆運びの質に直結する

更に、技術的な才能が無い(線をまっすぐ引けない)などの問題は、余剰の肉体的健康によって補填することができる

鍛えた体とブレない腕があれば、才能不足を大幅に補えるということだ
それに、絵師にとって体を鍛えることは、仕事上でも大きなプラスになる

名前が売れれば将来的に「大きな壁画を描く」「巨大な床絵を書く」ような大仕事が来る可能性もある。梯子を登ったり降りたりしながら壁に絵を描くのはガチ肉体労働であり、体が弱いとそもそも仕事を受けられない
Read 4 tweets
15 Oct
経済原理的には「公務員を税金で雇っている」というのは間違っている

税金は「経済を減速するためにのみ存在する」ものである。集めた税金は焼却されたのと同じことであり、お金としてはこの世から消滅している
政府は税金という形でお金を集めて消滅させることで、「経済が加速しすぎないよう抑制する」という仕事をしている

このとき取りすぎたお金は何らかの方法で社会に戻さなければならない。その方法として一般的なのが「公共事業の報酬」「公務員の給料」「助成金」「日本国債の利子」である
ここで一つ疑問が発生する。日本政府は60兆円くらい税金を取って、もろもろ合わせて100兆円くらい予算を組んでるから、差し引き40兆円くらいの経済ドプラスにならないとおかしいわけよ

明らかに取った税金より戻す予算の方が多いのに、日本は好景気にならない。なぜか?
Read 16 tweets
13 Oct
貧しい人間と豊かな人間という分け方において、今持っている金の量とか、幾ら稼いでいるか、というのはさして重要ではない

重要なのは「利益を生み続ける構造を作れるか」それとも「他人の作った構造に依存しているか」という点である
単純な話、食うに十分な畑と鶏小屋があり、周囲に家を補修し続けられるだけの木材生育環があれば豊かに暮らす事ができる

人間以外の動物まで含めて説明するなら「縄張り」を持っているかどうかが、その動物の豊かさに関係している
この「縄張り」は会社を所有しているかどうかとか、コントロールを握っているかどうかとは関係がない

縄張りを持つ動物だって精々野山に小便を撒いたり木に傷をつけたりしてる程度で、その中で営まれる自然現象を制御しているわけではないからな
Read 10 tweets
13 Oct
家政婦や保育を利用した現代的な働き方は「家事テクノロジーの発展によって暇になった伝統的な家庭の女」に依存しきっているため、この生き方はどこまで行っても伝統的な社会の一部にしかなれない
そこから脱却しようと、食事などの手間を可能な限り軽減して簡素にした上での共働きは

今度は「わざわざ苦労して他人と暮らす価値を失わせる」ので繁殖がままならず社会が維持できなくなる

当たり前だが、レトルト食事なら一人で食べたい時に食べて、寝たい時に寝れる独身で十分だ
では愛ならどうだろう? そんな生活でも愛があれば楽しいのではないだろうか?

だが文明と愛は対立構造にある。愛を中心に生きるには勉強なんてやってる暇はない。運動して立派な体になって、芸能に通じて、お洒落をして、会話も上手くなって、欠けたものを産めるくらい愛される人間になる必要がある
Read 9 tweets

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