Thread by @satetu4401

経済原理的には「公務員を税金で雇っている」というのは間違っている

税金は「経済を減速するためにのみ存在する」ものである。集めた税金は焼却されたのと同じことであり、お金としてはこの世から消滅している

政府は税金という形でお金を集めて消滅させることで、「経済が加速しすぎないよう抑制する」という仕事をしている

このとき取りすぎたお金は何らかの方法で社会に戻さなければならない。その方法として一般的なのが「公共事業の報酬」「公務員の給料」「助成金」「日本国債の利子」である

ここで一つ疑問が発生する。日本政府は60兆円くらい税金を取って、もろもろ合わせて100兆円くらい予算を組んでるから、差し引き40兆円くらいの経済ドプラスにならないとおかしいわけよ

明らかに取った税金より戻す予算の方が多いのに、日本は好景気にならない。なぜか？

役所の効率が悪いからだよ。同じ100万円でも効率のいい組織と非効率な組織ではできる仕事の量が違う

企業競争に勝ち残った営利企業という効率の良い組織から金を奪って、役所というゴミカス効率の組織に流せば、その差は10倍以上になる

例えば最も効率のいい営利企業が100円で100仕事ができるとしよう。役所はせいぜい100円で10仕事しかできない

営利企業とかから60兆円集めて、そこに40兆円足して100兆円を役所や諸々に政府が流したところで、10兆仕事くらいにしかならない

支払った金に対して少ない仕事、貧しくなるのは当然だ

例えるなら「金たくさん持ってる人から1000円づつ集めます。それで1000円かけて１本のジュースを作って貧しい人に配ります」みたいなもんよ

これが税金による再分配が絶対に失敗する理由。取る所までは良いんだけど、金って使うのにも能力が居るわけ

だからこそ起業の95％は失敗するんだ。その洗礼を受けてない組織や人間に金を渡すなんてのは貧しさへの超特急以外の何ものでもない

再分配、福祉、安全、教育、様々な理由で税金が集められるが、それが目的を達成することは決して無い「金を使う能力がある人間」というのは極めて珍しい存在だからだ

故に、税金というものは、どんな国、どんな政府だろうが「経済を減速させる」という仕事しかしない

金を使って何かを成し遂げられるのは偶然と人材に恵まれた市場経済を勝ち抜いた組織のみで、たかが数十倍の競争に勝った程度のエリート集団ごときに大金を持たせてもドブに捨てるのが関の山だ

…という事はみんな分かってるので、理論上は金持ちから税を取って貧乏人に還元することになっているが

実際には国は金持ちや優良企業からは金を取っていない。国は彼らの活動が必要であることくらい理解しているし、流石にそんな事をするほどアホではない

一方で、貧困層に全くアピールしない訳にもいかない、選挙に勝てなくなるからな

金持ちが重要な事は分かるけど貧困層へのアピールを怠ると落選するという板挟みの中で様々なくだらない法律が作られ…そのツケは概ね貧困層が支払うことになる

貧困層は金持ちの足を引っ張るルールを作る政治家を支持するが、そのルールをよーく見ると、貧困層の足首をがっちり掴んでいるのである

消費税なんかもそうだな。金持ちの金の使い方の殆どは消費じゃない。事業を拡大するのには何億も使うが、衣食住にはそこまでかけない

そのため、手に入った金の殆どを消費に使う一般労働者の方が消費税から大きなダメージを受けるようになっている

人の足を引っ張るような法律を望む人間には、お似合いの末路と言えるだろう。実にくだらない法律だ

年収の100％を消費に使う（貯金して後で消費する）人間は消費税からまるまる８％の経済的損失を被る

そして、その金は非効率な官僚組織であっちこっち往復してる間に、無能な人間に吸い取られ、手元に福祉として戻ってくるころには10分の1にすり減ってる

諸々差し引いて手元に500万円残る人間は、毎年消費税として40万円支払い、せいぜい４万仕事くらいの福祉しか受け取れない。残り36万円は事実上消滅してる

一方で3億円貰ってる人間は、そのうち2000万くらいを消費して160万円支払うだけだ。3億に対して160万である。痛みは殆どない

どうしてこんな事になるのかと言うと、弱者の癖に取る戦略が狂ってるからだ

ウサギがライオンの真似をしても死ぬだけで、弱いなら群れて隠れて、相手が何かを奪おうと巣穴に手を入れてきたところを集団で噛み付いて指をグチャグチャにしてやるのが基本なわけ

この場合だと「徹底的に税金を拒否り何も奪わせない」「福祉や教育といった甘い餌を無視する」「上流階級に依存しない自分達の社会を作る」ことが弱者側の最適戦略になる