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Mar 1 6 tweets 1 min read
このmRNA型生物製剤では生殖毒性の評価が全く行われていないことを書いておきたいと思います。これまでの不活化型ワクチンではウイルスそのものは不活化されている、つまり増殖できなくなっています。また皮下注射のように局部に留まるような方法で接種されますので全身への分布と作用は考慮不要。
ところが、今回、問題になっているものはmRNA型生物製剤と呼ぶべきもので実験的な生物製剤です。このことを意識しないで接種を受けている人がほとんどだと思います。mRNAを脂質ナノ粒子にくるんでヒトに投与するというものです。接種後にこれは全身を巡り、肝臓、副腎、卵巣などに蓄積されます。
このような製剤の場合には生殖毒性を動物実験で検証するのが必須です。生殖毒性の検証というのは接種された動物から生まれた子孫の個体に異常がないかどうかを調べることです。短期間で実用化されたために、接種後の体内動態の解析と急性毒性の検証がかろうじて行われただけなのが実態です。
子どもや若者を含む生殖可能年齢の人たちに接種すべきではないということの大きな根拠として生殖毒性の評価が行われていないということがあげられます。あなたの子供に接種したものがあなたの子供の生殖細胞に組み込まれて、あなたの孫のゲノムにスパイク遺伝子が組み込まれる可能性があってもいいのか
こう言われて子どもへの接種を進める親はほとんどいないでしょう。高齢者では感染後の重症化リスクの存在は既に明らかです。日本の子どもでは重症化リスクは極めて低く、また流行の中心のオミクロンに対しては感染予防効果はほとんどなく、接種しても感染し、他の人にうつします。意味のない接種です。
生殖毒性の評価が行われていないものを、今後生殖可能な年齢の人たちに、接種することは科学的に間違いです。さらに、生殖毒性発現の可能性が示された今、接種を進める理由は全くなくなりました。この接種キャンペーンは即座に中止すべきです。

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Mar 1
mdpi.com/1467-3045/44/3…  mRNA型生物製剤が、細胞内のLINE1を活性化することにより逆転写酵素が動き出しその結果、スパイクのmRNAがゲノムに組み込まれるということを示す論文が発表されました。つまり接種されたスパイク遺伝子のmRNAがゲノムに組み込まれて恒久的にスパイクを発現することに。
この論文の研究の出発点は、ファイザーmRNA生物製剤を接種した後の動物実験における体内動態のデータです。mRNA型生物製剤は接種された後に肝臓に集積することが既に示されています。そこで、筆者たちは肝臓由来の細胞株で実験を行いました。Huh7というこの分野ではよく知られた細胞です。
LINE1というのはヒトゲノムにたくさん見つかる反復配列ですが、これはレトロトランスポゾンと呼ばれる配列で、言うならば、過去にゲノムに取り込まれたレトロウイルスの残骸です。レトロウイルスというのは逆転写酵素を持つウイルスの総称です。
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Feb 27
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臨床試験では、たとえば、乳糖という白い粉末を特効薬だと医師が患者に言いつつ投与すると治療効果が見られることが古くから知られています。そこで薬効を正しく評価するために、見かけがそっくりな偽薬を用意して、投与する医師も患者もどちらを飲むかがわからないようにします。これが二重盲検法。
これに対して医師も患者も中身がわかる状態での臨床試験はオープンラベルでの試験と呼ばれます。臨床試験の段階は三つ。最初はphase 1ですが、これは安全性と薬物の体内動態を調べるのが目的。若い成人男子が対象で比較的小規模に投与してみて有害事象がないことや薬の血中濃度などを測定します。
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Feb 25
想像していた副反応出現メカニズムが実際の検体で証明!スパイクタンパク質には膜貫通ドメインが存在するため、全長で発現してしまうと、体内各所の細胞の膜上に林立します。膜貫通ドメインというのはタンパク質に見られる構造です。この構造を持つタンパク質は膜タンパク質として発現します。
細胞の膜上でスパイクタンパク質が発現しているというのは、細胞が巨大なウイルスのようになったものです。既に感染を経験している人だと最初の接種後に、二回目だと全員で細胞の表面のスパイクタンパク質にIgG抗体が結合します。そうすると抗体のFc配列を目指してナチュラルキラー細胞が集合します。
ナチュラルキラー細胞は、がん細胞などを攻撃するリンパ球です。動画ではリンパ球のinfiltration という言葉が出てきますが、日本語で言うとリンパ球の浸潤ということになります。集まってきたナチュラルキラー細胞に攻撃されて、脳の血管内皮細胞であれば、脳出血がという仕組み。
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