Thread by @tkatsumi06j

＃東京五輪中止 ボイコフ教授投稿の各動画の即訳（書き起こしなし）

1-1. キャスター「東京医師会は医療システムの崩壊を懸念して #東京2020 開催に反対を表明。殆ど全国が #緊急事態宣言 下にある中、ワクチン接種が完了しているのは人口のおよそ1、2%程度。五輪に反対する世論は80%に達しています」

https://twitter.com/tkatsumi06j/status/1395607471339675650

1-2 キャスター「IOC側は追加スタッフを派遣して運営を支えるとしていますが、五輪運営には1万人の医療従事者が必要だとされています。ゲストは、五輪中止を訴え続けているジュールズ・ボイコフ氏。五輪研究者、政治学者で、『東京・ロスでの巨大スポーツ資本主義との戦いの実情』の著者でもあります」

1-3a キャスター（以下ー）「教授は五輪大会は中止されるべきだと公然と訴えてこられましたが、最大の懸念は何なのでしょうか。またなぜそのようにお考えになるのでしょうか」

ボイコフ氏（以下省略）「基本的に現在結束して五輪中止を求めている医療側、そして日本の大多数の人びとと同じ立場です」

1-3b 続き

「導入で述べられたように、日本の国民の80％以上が今夏五輪の開催を望んでいません。国民には公衆衛生を守りたいという利害があり、私も彼らと同じ立場です。スポーツのスペクタルをわざわざ今実施すべ気ではありません。日本に危険をもたらす実験台にしかならない可能性があるからです」

2-1

ー「教授は元五輪サッカー選手でもあります。五輪がアスリートにとってどれほど大切で、どの位の労力と時間が費やされているかを知る元アスリートとしても声を上げておられる。医療上の懸念と、アスリートたちがしてきた練習や努力、これまで注ぎ込まれてきたお金はどう釣り合うのでしょうか」

https://twitter.com/tkatsumi06j/status/1395611269059670018

2-2「素晴らしい質問です。そこが複雑なのです。これがなければ問答無用で中止でいいと思っています。生涯をかけ五輪出場の夢を叶えるために努力してきた彼らに、中止すべきだと訴えるのは、けって私が望むことではありません。ましてそれが五輪の栄光を味うことのできる最後の機会であれば尚更です」

2-3a「しかしつい今日、あるオリンピアンから文書が送られきたのですが、五輪参加に当たっての誓約書でした。要するに、どのような不利益を被っても主催者側に対する法的な請求権を放棄することを誓約するものです。つまり、全てのリスクを選手側が負うのです。これ自体も私はいささか疑問です」

2-3b「IOCが真に『アスリート・ファースト』をスローガンに掲げるのであれば、そのアスリートたちに対して、あらゆる権利の放棄を求める誓約書の署名を要求することには疑問を抱かざるを得ません」

3-1a
ーアスリートたちにとって、仮に五輪開催に疑問を抱いていても、それを容易に口に出せないような圧力というのはあるのでしょうか。
「間違いなくあります。実際に声を上げた人は大体、経済的に余裕のある人ばかりです。例えばテニス女王の日本の大坂なおみは、開催するべきか疑問を呈しています」

https://twitter.com/tkatsumi06j/status/1395613290114416642

3-1b「しかし、知名度の低い競技で、今回がスポンサーシップを獲得する唯一のチャンスであるような選手からすれば、私のいる米国では五輪参加の夢を果たすために、GoFundMe.com等のクラファンに頼ったり借金をしてまで参加資金を捻出しようとしているアスリートたちもいるくらいです」

3-1c「だから彼らにとっては唯一のチャンスであり、彼らにとっては[
声を上げるのは]非常に難しい。だから私は、仮に中止することになったら、これらアスリートたちをメンタル面でサポートするため、カウンセリング等を提供するため、全面的に支援するため莫大な資金が必要になると訴えてきました」

3-2a
ーその点からいうと、やはりこれはお金の問題に落ち着くのでしょうか。東京を始め、アスリートを含む今大会のステイクホルダーは、仮に五輪が中止されたら被る経済的損失はがやはり大きいからなのでしょうか。
「そうですね。最終的には、お金の問題になります」続く

3-2b
続き「困難な時な国威を発揚したい、政治的に目の敵にしている中国が北京で冬季五輪を開催しようとしている等ありますが、最終的には金の問題です。五輪を運営するIOCの収入の73％が放映権、18％がコカコーラやパナソニックのスポンサー収入となっています」続く

3-2c
続き「収入の9割がそれで成り立っているのだから、完全無観客でもテレビで放映するイベントさえあれば放映権料とスポンサー料はしっかりポケットに入るので、それで彼らは十分満足なのです。だから彼らには大会が確実に開催されることへの利害があり、開催断行の推進力となっているのです」

4-1a
ー開催まであと65日間となりましたが、教授の目から見て、事態が好転する見込みはあるのでしょうか。ワクチン接種は遅れていましたが、それは供給の問題で現在は解決されつつあるようですので、安全に開催できるといえるような条件、そしてその条件を残り2ヶ月で揃えられると思いますか？

https://twitter.com/julesboykoff/status/1395566269835841537

4-1b「まず、私が『安全』と考えるための条件、ホスト国のワクチン接種を完了するなどを揃える時間は、ないと思います。導入であったように、人口の2%未満しか接種を完了していませんし、医療従事者の大多数は未だ未接種です。ですので、五輪開催までに十分な接種率を達成するのは不可能です」

4-2「東京五輪には10万以上の人びとが世界中から来訪します。新型コロナのホットスポットといえる米国、ブラジル、インド等の地域を含め、誰もワクチン接種を義務付けられません。強制隔離もされません。だからアスリートの皆さんには大変申し訳ないけれども、今は全く出口が見えない状況です」

以上

ボイコフ教授自身による4分割された紹介ツイートと上記連投を纏めたのがこちら👉「#東京2020 五輪廃止論者で元オリンピアンのボイコフ教授、 #東京五輪 開催の是非を問う🇨🇦カナダ @CBCNews のインタビューに応える via @JulesBoykoff #中止だ中止」 twitter.com/i/events/13956…