Thread by @tkatsumi06j

🇬🇧ロイター動画で東京五輪開催の問題点を説いた🇳🇿NZ政府新型コロナ対策顧問のベイカー教授。五輪開催は「道義的に間違っている」と、同国政府と同国五輪委員会に選手団派遣中止を訴えていた。
'Morally wrong': Epidemiologist says NZ shouldn't take part in the Olympics
newstalkzb.co.nz/on-air/the-wee…

5月末に報じられたロイター動画。

https://twitter.com/tkatsumi06j/status/1408668460578611213?s=19

5月始めの現地報道では、ベイカー教授はNZ選手団の安全よりも政府が世界に送る誤ったメッセージを心配していた。同国は選手を優先接種して派遣する余裕があるが低所得国は医療資源を削って参加しなくてはならない。それは果たして「公平かつ道理に適うのか」と。
newstalkzb.co.nz/on-air/the-wee…

「多くの国にとって、これは生死に関わる問題だ」

そう語るベイカー教授は5月1日にはNZ政府と同国五輪委員会に対し、五輪の開催中止を呼びかけるよう「確固たる姿勢を見せるべきだ」と訴えていた。

「誰かがすでに明白なことを改めて言い出さなければならない。今、開催すべきではないと」

ベイカー教授自身は、開催を延期すべきと考えている。

「選手団の安全のためではない。オリンピックの精神と、参加することが何を示すかの問題だ。全界の人びと、そして選手たちにとって、果たして公平で公正なイベントとなりえるのか。そうでないならばーそれはすでに明白なのだがー延期すべきだ」

「いくつかの国では、自分たちが優先されていることを選手たち自身が懸念する声が聞かれている」

ベイカー教授はこう語り、世界中でワクチンの供給が不足するなか、低所得国のワクチンが必要な人々から奪ってしまっていることに警鐘を鳴らしていた。

「今年開催する必要はない。1年延期すればいい」

そしてロイターの動画と同じ主張を行なっていた。

「管理することが困難な二つのことがある。世界規模の国境を跨いだ渡航と大規模イベントの開催だ。こうしてイベントを安全に実施することは可能だ。しかし、そのために多くの資源を費やすことになる。その資源は世界中の人々を守るために使うべきだ」

5月の初めにこう主張していたベイカー教授は、インドを始めとする各国で広がる変異株の脅威を受け、主張を更に強める。それが五輪開催を「ばかげている」とまで言い放ったこの動画だった。単に公平性の問題でも、低所得国の生死の問題でもなく、全世界の人々の生死に関わる問題だと改めて訴えたのだ。

https://twitter.com/tkatsumi06j/status/1408668460578611213

その記事版がこれだ。
日本語版はこの半分以下の文量となっている。

'Absurd' to stage Tokyo Games, says professor of public health reuters.com/lifestyle/spor…

ロイター日英版の動画でも日本語版記事にも取り上げられなかった内容に、権威のある医学誌 @NEJM からの最新の指摘があった。

「オリンピックを続行するというIOCの決定は、最良の科学的根拠に基づいていないと考える」とし、世界的に物議を醸したあの指摘だ。
nejm.org/doi/full/10.10…

NEJMは🇺🇸米バイデン大統領の政権移行チームで新型コロナ対策の顧問をを務めたマイケル・オスターホルム氏をはじめとする第一線の専門家が名を連ねた共同論文で、「オリンピックの聖火が点火されるまで2か月を切った今、大会を中止することが最も安全な選択肢であろう」と提言していた。

🇳🇿NZのベイカー教授は、この提言を受けて、唯一日本が東京五輪を開催する方法は、同国や🇦🇺オーストラリアが実施した #ゼロコロナ戦略 しかないとした上で、現在のアプローチを「非常にリスクの高い、博打のようなもの」と評し、「厳しいが、できるはずなのに、彼らはやっていない」と指摘した。