国際政治というのは何でもあるのだなあと改めて思い、日本のことを考えると、そうか日本はアメリカに占領されてたんだと今更ながら思い出す。しかし数百年から2000年くらい他国に占領されてた例は世界史には存在し、日米同盟も終わる日は来るだろうし日本がどこかと戦争やってる未来は必ずあるだろう。
「そんな未来は無い」と考える方が非現実的なのであって、これは「現実主義」の問題ではなく、林檎が木から落ちるくらい事実と言えるだろう。衛星国の日々はそれなりに温かった。ことに冷戦期は。しかしいつかは日本も一人立ちしなければならない。その日はそう遠くないかもしれない。
重武装中立だろうな将来の(近い未来か少し遠い未来かは別として)日本の選択は。政治家に求められる資質は大きく変化するだろう。今よりマシな人物群は輩出できるだろうが、苦しい時代を生きることになるだろう。歴史に示される通り日本はけし粒のような国ではない。多分僕が生きている間にそうなる。
欧米列強(懐かしい言葉だ)の力は中国に向かって結集されつつある。この覇権争いが火力を伴うか冷たい戦争に推移するかは分からないが、何らかの膠着状態を経て彼ら独立勢力が良きように着地するだろう。その辺りで日米同盟も終わりを迎えるのだと思われる。

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16 Sep
自分ができてないのに言うのだけれど、論文も学会発表の原稿も着想が浮かんだら書き始めると、読むべき文献に気付いたり、思いもよらなかった神展開になることがあります。人文社会系の論文は書くこと自体が実験みたいなところがあり、構想うん十年という論文が意外と陳腐になるのはそういうことかと。
真面目に言うのですが、勉強しててもキリがないところがあり、定義と論文の射程を決めてあとは粛々と書き進めるより他はない。当然、人はそこで触れていない文献について批判をするわけですが、断念しなければ成果はいつまでも出せないわけで、たくさん書くことでそれを補えば良いのだと思う。
研究でこれだけはいけないというのは不正だけなのであって、誤りは訂正すればすむのであり、足らざるものは次の論文で考慮すれば良い話なので、批判を恐れるほど愚かなことはないのだと思います。
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16 Sep
学務上、分からないことがありメールで問い合わせたら迅速な返信を頂いたがやはり全然分からない。こういう場合は、問題は僕にある。忙しすぎて複雑な話は脳が弾いてしまうのだと思われる。自分に酷い傲りがあることは自覚せざるを得ない。傲りの内容は「研究活動と授業以外に割く時間がない」。
反省しなければならない。学務も研究・授業も両方できる人は、これは心が広くて助けてくれるが、学務に重点を置いている人々は正直いい気分がしないだろう。「オマエ、何様なんだ?」と。「実はとんでもない無能なんです」と謝るのが後期の最初の仕事になりそうだ。
いわゆる「地頭」は悪い。中学の頃、それは知能テストで証明されている。担任教師が家庭訪問の際、「お宅のお子さんはうちの首席(僕)よりも知能が幾つ高いんですから、彼の努力に見習ってください」と励まして歩いた。まだ人権が日本に定着していなかった頃の話です。酷いなあと思う。
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5 Aug
どんなに効率が悪くなっても行政権力への監視は怠ってはいけないし、国民の権利は保証されなければならない。例えば警察官を考えてみると我々と変わらない普通の人々なのだが、ここがまさに問題で、時の政権の意向で粛々と業務を行う。「これは立憲主義の精神に反するから従わない」などとは考えない。
ごく普通の人間は、与えられた環境の中で合理的に工夫をする。「そもそもそれが正しいのか」とは考えない。そんなことを普通の人間に要求するのは酷でさえある。環境合理的であれば不当逮捕もするし、拷問まがいのこともするし、不作為もする。抑圧的な政治権力と普通の人間の組み合わせが一番怖い。
日本に限らず世界中で言えることだが、一番短かな日本人に関していうと、そこまで強固な個人はいない。職務には精励し工夫も怠らないが、「そもそも論」より迎合的な勤勉さに流れる。国民も黙っちゃう傾向が強い。日本人に限らないのだろうが、少なくとも我々は勇気のある個人が少ない国民ではある。
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29 Jul
いい歳して昔語り、自分語りをやめろという方がいます。しかしですね。たま〜に作っている料理や、たま〜にやる家事をアピールする男性研究者こそどうかと思う。配偶者の方こそ気の毒だ。配偶者の方の精神的献身に感謝した方が良い。
それ、昔、舛添要一さんがゴミ出しを自分がやっていると自慢していたのと比べて全然進歩していないですから。
ちなみに僕が婚約者と暮らしていた時は、炊事・洗濯・その他家事全般は僕がやってましたが、彼女はたまに思いついたように凄い豪華料理作りました。で、それで燃え尽きて後片付けはしないのでコバエが沸きました。結構迷惑でしたが顔を立てるため褒め称えてました。
Read 9 tweets
28 Jul
>RT。これなんですよ、北海道時代の僕を悩ませたのは。北海道も夏は暑いのです。7月は本州とそんなに変わらない。ところが「北海道は涼しい」というイデオロギーがあって、冷房ない施設が多いのです。夏とか研究室は大変でした。
今はどこの大学もなんだかんだで夏休みは行事ごとで埋め尽くされておりますが、私の前任校も東京本校からゼミ合宿とかイベントに使われまあ駆り出されるわけです。その時、当時の教養部長がダラダラ汗を流しながら「北海道は涼しくて良いよね」と言ってたのが印象的で。イデオロギー凄えと思いました。
その時の教養部長は、神戸のご出身でしたが、教員でも北海道出身者と内地出身者で反応違ってましたね。北海道出身者は、「こんなクソ暑い中で仕事できるか」という反応で、内地出身者は汗ダラダラで「いやあ北海道は涼しい」とゆずりませんでした。面白いなあと思いました。
Read 9 tweets
27 Jul
イジメを受けないように明言しておきます。「頭良い秘書」と書いています。性別は書いておりません。フロイライン・マリンドルフは、「頭良い秘書」の事例として触れたまでです。
昨年は女子カーリングに注目するツイートをしたら「吉村先生は結婚してますよ」とリプ受けてとても遺憾でした。「カーリングが面白かった」「とりわけ女子の場合はメダル実績があるので可能性大」「大会が故郷の稚内で行われた」「北海道銀行は僕のメインバンク」としか書いていなかったはずです。
「お金さえあれば有能な秘書を雇いたい」。スケジュール管理してくれて、資料を整理してくれて、交渉ごとの手伝いをしてくれて、有益な助言をしてくれれば、年長男性でも性的少数派でもかまわんわけです。そこをお間違いないように願います。ただ金がないので夢想です。夢想くらいしても良いでしょう。
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