Thread by @ramos262740691

国際製薬ニュース

今週はJ＆Jの名前をよく目にした。水曜らへんから「サードショットとして良いらしい」という噂記事がたち、今日ははっきりそう書く記事が出てきたり。
reuters.com/business/healt…

ロイターの記事タイトルだと「J＆JワクチンのブースターはModernaやPfizerより良い」で水曜から聞いてた噂と同じ。

cnbcも
cnbc.com/2021/10/13/jj-…

噂を聞いたときは、「機序が違うワクチンを組み合わせた方が上手く行くとはまぁ有り得る話だな」と思ったが、ところが記事の中身を見ると正直…？と不安を覚え。

論文見てみるとこう。

ブースター接種後2週間目の抗体価測定で、600を超えたとこだけ蛍光ペン引くとこう。

・Moderna接種でブースターがPfizerのパターン
・本接種がどれであろうとブースターがModernaの時

この合計4パターンが抗体価600超えで、最も高いのはModerna接種でModernaブースター

お前ら誤報すんなよ……

という、オチです。
J＆Jワクチン接種者でも、mRNAワクチンでブーストすればいいよ。という話です。

あ、cnbcはちゃんと書いてます。ロイターの記事が分かりにくかった。

FDAはそろそろ結果を出すはずで、モデルナの半量ブースターとJ＆Jのブースターどっちもファイザーと同じ形で承認される見込み。

お、fdaがモデルナの若年層への承認遅らせる発表。

これがサードショット承認に影響はしないと思うけど。
でも若者ではないなら心筋炎のリスクは本当にサードショットでもないのか？
やっぱり議論に影響するかな？

他の他の国際製薬ニュース

Merkは治療薬モルヌの製造能力を2倍にする。
その契約工場ラインナップに韓国のsamsungグループの医薬品製造メーカーの名前があったが、コロナになってから良く見るなと思った。日本の製薬企業はどうした？
頑張って欲しいところ。

ModernaとPfizerの心筋炎リスク

を高く見積もったカナダの論文は計算ミスで撤回された。
1000分の1と高過ぎる発生率を算出していたが、2万5千回に1回へ修正。

いや、それでも思ったより多いよ。
心筋炎になった人の回復性はあると今の所されていたと思うが、とりあえずこの頻度の副作用なら心筋炎になったら補償はあるべきだろう。

9月16日にプレプリントサイト「medRxiv」に掲載された論文では、心臓に異常をきたした患者は32人で、合計32,379回の接種が行われたことから、1,000人に1人の割合で発生すると推定されています。

しかし、実際の投与回数は80万回を超えていたと研究者らは撤回声明で述べています。

そのため、正しい発生率は約2万5千分の1、10万分の4となります。イスラエルでのデータに基づいた最近の査読付き研究では、ファイザー社とバイオンテック社のComirnatyの心筋炎のリスクは10万人あたり2.7件とされています。

Modernaは製造レシピを公開する気がなく、世界のワクチン不足はまだ前途多難。モデルナ経営陣の発言。

AZワクチンは失敗か、全然売れなく、オーストラリアの製造所での製造は辞める見込み。一方、AZ社は開発中の抗体カクテルでいい臨床成績が出て、予防効果もあったと発表した。

あとは特に。今週は忙しくてニュース斜め読み、論文は読めていない。

国内製薬ではコロナ関係ないが、武田が希少疾患患者団体から高評価ニュースと希少疾患治療薬1つの開発失敗ニュースが同時に出てきたのが印象的だった。
希少疾患治療薬への開発ハードルとして認識され、雰囲気が変わるだろうか？