Thread by @ramos262740691

ニュースとか。
１、CDCの調査ではモデルナ最強だった。
Moderna 93%、Pfizer 88%、Janssen 71%
ま、僅差ではあります。
cdc.gov/mmwr/volumes/7…

1とか書いといてニュース2がないわ。終。

次が、コウモリ（SARS-CoV-2の自然宿主）は新コロかかっても平気だからコウモリの免疫反応の特徴から治療戦略考えようぜ、という(書いてあるのはそれだけじゃないが)レビュー論文
science.org/doi/10.1126/sc…

久々にRIG-I・MDA5だの、見たからもう嫌だよ。全然前半しか読んでない。

コウモリはIFN-λの受容体レベル(IL28RAのこと？)が高く(IFNの存在量自体もともと高いみたい)、ウイルス感染早期にバッと出るが、その後は低値。それでも細胞内IRF系は持続的に元気(本来IFN刺激で元気になる子たち)でIRGが

(おそらく偏って)出続ける。それに比べてヒトは遅いしだらだらIFN反応。

ところで、ヒトでIFNλ/IFNα比が高いほど新コロ患者のICU滞在日数少ない。

こういったこと(他にも混乱するほど色々と書いてあるよ)を考えると、早期のIFN治療(おそらく筆者らはIFNλ治療を想定か)は有効かも。

更にコウモリではパターン認識受容体系は弱い。これもコウモリでは新コロ感染が軽く済むことに貢献してそう。でも、この部分を選択的に阻害できても、自然免疫抑制だから人で使うのはちょっと怖いよね。

遺伝子レベルでのヒトとコウモリの免疫系の違いは機能的にはぶっちゃけNKcellReceptorの部分くらいで、炎症反応系が弱いことじゃね？
なんで、ここからも重症化(サイトカインストーム)した時には「特定の」免疫系抑制が大事だろうって思うよ。

ってホントにざっくり書いたけど、とりあえず前半途中までで書いてるのそんなとこ。

コウモリの免疫系とか新コロなければ絶対読まなかっただろうなと思いつつ紹介。
興味ある人はこんな殴り書きではなく、ちゃんと読むことをおすすめする。

重症患者の14%がIFNαωへの中和抗体産生してたとか、重篤患者の3.5%がIFN経路の機能的欠失とか書いてあった。

ふと、HCVの話思い出した(以前書いたっけ？)
IFNαβとλは感染してくる病原体によって担当を手分けしている様に考えられてて、ぶっちゃけHCVに本来生命が対応してるのはλの方に見える

(基礎研究では)。でも、世界に先に出た治療薬は研究進んでた1型IFNの方で、おそらく高濃度打ってるからクロストークして効いてるだけでは？疑惑がある。
1型は全身に受容体あるから副作用もあるんだが、そこを狙おうと3型IFN作ってた製薬もいたけど、まぁfirst in classの世界なので3型は途中で断念

された(いまあるのかな)。

と、全然脱線した。

シグナル伝達系は登場人物多い上、バランスとタイミングの話だし、自然宿主コウモリから答えを得よう！ってのは面白かったけど、ヒト・新コロの病態進行時に何が免疫系に起こってるかの解析が出揃わんことには、すっきりはせんよね。と