Thread by @snow_gray_

「経済のためにどこまで感染死者を許容するのか」という話は「多のためにどこまで個を犠牲にするのか」という話であり、それは国を守るために多大な犠牲を出した太平洋戦争の解釈に繋がる話です。

だから私は個人主義者として否定するわけです。「どこまで」と言い出した時点で矛盾をはらんでしまう。

逆に感染対策のために多大な犠牲を払わされてきた人たちのことも仕方ないなどとは考えておらず、政府が金で補償さえすればいいとも思ってはいません。昨日TVでハワイへの旅行者がインタビューされてましたけど、末期癌なので動けるうちに思い出が欲しいと。そういう人がこの二年でどれだけいたことか。

この状況下では全方位的によりマシな解決法がグリーンゾーン化だと思うからグリーンゾーン化に賛成しているんです。どうかそれをわかってほしいと思っています。（どこかへ向けて）

具体的には「いままでそうしてきたように」先進国が自国内の流行を封じ込めてから途上国の支援にあたるのが正道かと。

なぜこうなってしまったかといえば「世界的に対策を打たねばならない危険な感染症」であるという認識と「封じ込めを狙わなくともいい」という認識が矛盾しているからだと思います。低い確率であっても最悪の事態を起こさないよう対策する危機管理の考え方ではなく、より確率の高い「治療」を行う医療の

発想に引きずられているような気がします。どちらかといえば楽観論に賭ける傾向も危機管理の思想ではない。これら対策の整合性のなさは公衆衛生専門家の責任だろうと私は考えています。

…と言ってみたところで困ってる人たちの状況が変わらないのは確かで、だから歩み寄りにならないわけですが、

全く対策を打たなければこの感染症が甚大な被害をもたらしたことは疑いようがないです。そしてこれから確実に終息していくという納得できるだけの根拠もありません。

「３回の戦争の犠牲者に匹敵」…米のコロナ死者、５０万人突破 : 国際 : ニュース : 読売新聞オンライン yomiuri.co.jp/world/20210223…

それで私は「矛盾していない」「科学的に変なところがない」「賭けではない」「全方位的」であることを重視してグリーンゾーン化を支持するわけです。ポリコレとか、一言でまとめてしまわないでほしいものです…。