⑥マーチン:2020年春にWHO国際ウイルス分類委員会(ICTV :International Committee On Taxonomy Of Viruses)が発表したbetaコロナウイルスのサブクレイド、すなわち”新型”コロナウイルスSARSについて、私はこれから時間の流れに沿った概略的オーバービューを試みたいと思います。
⑦マーチン:というのは4000もの書類をここで一つ一つ取り上げて説明することはできませんから。
初めにまずこれを見てください。非常に重要な書類です。これが2020年春にWHO国際ウイルス分類委員会(ICTV :International Committee On Taxonomy Of Viruses)が 発行したその書類です。
⑭マーチン:コロナウイルスに特有の可塑性に着目していたアンソニー・ファウチとアメリカ国立アレルギー・感染症研究所(NIAID National Institute of Allergy and Infectious Diseases)は、コロナウイルスをHIV (エイズ)ワクチン開発に利用できるのではないかと考え、
㊹マーチン:(The Global Preparedness Monitoring Board)のその場から発表された宣言のタイトルは
「SARSとバイオテロリズム」でした。
㊺引用:「事故または故意による流出 (accidental or deliberate release)によって、地球規模の感染症パンデミックの危機が近づいている。人類は力を合わせて、これに備えなければならない。地球規模で全人口を対象にした定期的ワクチン接種のシステムを構築しなければならない。」
㊻マーチン:この宣言の中で、「事故または故意による流出 (accidental or deliberate released)」という表現が初めて使われました。また、The New Normal (新基準)という言葉が初めて使われました。
㊼マーチン:”accidental or deliberate release”と”The New Normal”は、その後のキャンペーン・ブランドとなり、DARPAの世界的インフラを通じて常時繰り返されていきます。
フールミッシュ:その宣言の原稿を書いたのは誰ですか?
マーチン:メルク社(MERCK)です。
㊽マーチン:世界的パンデミック勃発直前の2019年11月までに、ワクチン大量生産に向けて二つの動きがありました。一つは、例のUS patent# 7279327 の権利がなぜかノース・カロライナ大学のチャペル・ヒルから、アメリカ国立衛生研究所(NIH National Institue of Health)とモデルナに移された事です。
㊾マーチン:これは不思議な動きでした。なぜならバヤ・ドラ法 (The Bayh–Dole Act)では、連邦政府が投資した研究の成果は連邦政府の所有となると規定されているからです。なぜ、法的に自分の所有が認められているものをわざわざもう一度自分の所有に移すようなことをしたのか。
86. (The Real Anthony Fauci: Bill Gates, Big Pharma, and the Global War on Democracy and Public Health (Children’s Health Defense) – November 16, 2021) に続きます。
『本当のアンソニー・ファウチ:ビル・ゲイツと巨大製薬業界が民主主義と公共衛生に仕掛けた地球戦争』/ロバート・F・ケネディ・Jr.著
The Real Anthony Fauci: Bill Gates, Big Pharma, and the Global War on Democracy and Public Health /Robert F. Kennedy Jr. (全訳・部分紹介)
連載第一回
第一章:パンデミックの不始末 (MISMANAGEMENT OF A PANDEMIC) から
V: 最終解決:ワクチンか死か (FINAL SOLUTION: VACCINES OR BURST)
「ペストと闘う唯一の方法は、誠実さである。」 アルベール・カミュ『ペスト』
“The only means to fight a plague is honesty.” Albert Camus, The plague