Thread by @tkatsumi06j

日本のTwitterユーザーって、何か発言を引用する時、その人の ID をメンションすることを「失礼」だとでも思っているのかな。逆に国際Twitterの世界では、IDをメンションせずに名前だけフルネーム表記するのは「非礼」かつ「不誠実」だと捉えられるんだけど。いわゆるエアリプと同じ扱い。

そのかわり（メンションをするかわり）、引用内容の正確さも求められらる。そこにリスクがある。ただでさえ日本では、メディアを始めとして、個人の発言を一言一句正確に引用するという個人の発言を尊重する文化がない。パラフレーズが横行し、その中で言った・言わないの不毛な応酬が行われている。

Twitterを始めて12年を迎え、国内外の人とやりとりをしていて、この発言尊重文化には大きな隔たりを感じる。独立した投稿で引用する発言の発言主をメンションすることはリスペクトなのだいうこと。それをしないのは「陰口」と同じだということ。この認識は日本語圏ではおよそ定着しそうにない。

でもまあ、多分みんな「怖い」のだと思う。自分の発信していること一言一句に、メンションという公開性を持たせることによって、発言責任が求められることが。でも、その責任が相互に求められ、それを難なく守り合うのが文明的な言論社会ではないかと思う。まだこれから、そういう社会になれると思う。

相手のことをよく知らずにメンションしてオイタしてしまって、後で本人に平謝りすることがある。でも、そのミスを犯すことを恐れていたら誠実な発信はできない。勿論、事前に相手を知ることでミスを低減するということもできる。だが、ミスを恐れてメンションを忌避すると、自分の正誤が確認できない。

私にとってはむしろそれが苦痛。

自分が発信する内容の確度を上げたいと、半ば市民ジャーナリストのような（そうだこともあるのだが）信条を持つ自分としては、ミスをして成長してより良い発信ができるならば、ミスする機会を自分から奪わずに成長の糧にしたいと思う。

でもまあそれは私の話。

皆が皆、私のようになってほしいと思っているわけでも、そうなるべきだと思っているわけでもない。自分自身このMY RULEを守れない時があるし、まあ普通に陰口叩きたくてメンションしなかったり検索しにくい指名をすることもある。ただ、このMY RULEがOUR RULEになったら、それはそれでいいなと思う。