Thread by @stocks_leo

保有株の売り時を考える際に押さえておくべき内容。

「オニールの成長株発掘法　第11章：いつ売って利益を確定するか」の内容を概ねカバーしていますので、本をお読みになった方も含め復習も兼ねてご覧ください。

続く）

Summer Selling Series Episode 1 via @YouTube

1）売却に関する真実：
・売却は購入時よりも遥かに難しい。
・感情が取引時に入り混じってくる（期待、恐れ、欲、プライド）。
・最高値で売却しようと思うな。
・積極的な売りシグナルに従い売却すれば天井付近で逃げられる。
・一度に全株式を売却せずとも一部売却でも良い。

2）以下の場合は直ちに要売却。
１．積極的な売りシグナル：上昇時
（1）クライマックス・トップ
（2）長期の上方チャネルラインのブレイク
（3）少出来高での株価の反発・もみ合い
（4）少出来高での新高値
（5）20−25％の利益が出た場合
２．防衛的な売りシグナル：下落時

3)
（1）クライマックス・トップ
（特徴）
・1−３週間に亘る急速な株価の上昇の最後で起こる
・株価上昇が放物線を描いたように急になる
　〜上昇トレンドで始まり、最後にはパニックになる
　〜強い買いの力で株価が垂直に吹き上がる
・最後には株価急落が起こりやすい

4)
クライマックス・トップの典型的なシグナル例：
・1−３週間で25-50%又はそれ以上の株価上昇
・1日の出来高が最大
・イグゾースションギャップ（窓を開けての上昇。クライマックス時の株価上昇の最後で発生）
・日足チャートで7−8日連続での急速な株価上昇
・50・200SMAからの大幅な上方乖離

5)
（2）長期の上方チャネルラインのブレイク
＝クライマックスアクション
・長期の上方チャネルラインを抜けての株価上昇
--> 週足チャートで少なくとも過去18週間の間につけた3つの高値同士を繋いで線を引いたものと比較（＊1−3週間程度では短すぎるので不可）

6)
（3）少ない出来高での株価の反発・もみ合い
・株価上昇局面で売りそびれた後で反発した場合、1日の平均出来高（例：50日移動平均対比）を確認すると共に、前回の反発時や株価もみ合い時の出来高と比較すること。
・これらが少ない場合、機関投資家の買いが入っていないことを暗示している。

7）
（4）少ない出来高での新高値：
・1日の平均出来高（例：50日移動平均対比）を確認すると共に、直近の株価上昇時の出来高と比較すること。
・これらが少ない場合、機関投資家の買いが入っていないことを暗示している。
・ブレイクアウトが失敗しやすい
（5）20−25％の利益が出た場合

以上です。