それとも何か別のものですか?
1つ目の添付画像は
watanabe-www.math.dis.titech.ac.jp/users/swatanab…
データ解析 第9回: ベイズ法
渡辺澄夫
より。
2つ目の添付画像は
奥村晴彦著『Rで楽しむベイズ統計入門』
より。
どちらが正しいかが問題。
私は渡辺澄夫さんが正しいと思っています。
watanabe-www.math.dis.titech.ac.jp/users/swatanab…
データ解析 第9回: ベイズ法
渡辺澄夫
より。
2つ目の添付画像は
奥村晴彦著『Rで楽しむベイズ統計入門』
より。
どちらが正しいかが問題。
私は渡辺澄夫さんが正しいと思っています。続く
【頻度主義統計学ではxは定数ですから、xの確率分布を考えることはありません】(100個のデータをランダムに生成する話もしている)
【これに対して、ベイズ統計では、データは定数で、パラメーターxは確率変数】
「頻度主義」と「ベイズ」の違いを強調している。続く
ベイズ統計においては、現実の母集団のパラメータは定数であり、数学的モデル内でのパラメータは確率変数として扱います。
頻度主義であろうがベイズであろうが、現実の母集団のパラメータは定数です。続く
(*) 現実の母集団のパラメータの値xは頻度主義でもベイズでも定数である
と説明するべきです。奥村晴彦さんによる説明はそうなっていません。
ベイズ統計においても、現実の仙台市の小学6年生全体の体重の平均は確定しており、定数だと考える
とすぐに回答できていない点にも注目して下さい。続く
* 頻度主義でもベイズでも現実の母集団のパラメータは確定した定数(当たり前)。
続く
* 頻度主義でもベイズでも、母集団から無作為抽出で得たサンプル(データ)は確率変数として扱う。
* 頻度主義ではサンプルからパラメータの尤度函数を作る。ベイズではパラメータに関する確率分布(事後分布と呼ばれる)を作るので、数学的モデル内でパラメータを確率変数として扱える。
頻度主義とベイズが異なることを強調している解説は最良の場合でもミスリーディング。
* 頻度主義でもベイズでも現実の母集団のパラメータxが確定した定数であることは当然である。
と言って欲しいと思っています。
もちろん、そのように答えた瞬間に本に書いてある説明が非常によろしくないことが確定してしまうのですが。
* 頻度主義でもベイズでもデータは確率変数である。
という主張も当然正しいですよね?
* 頻度主義でもベイズでも現実の母集団のパラメータxが確定した定数であることは当然である。
と言えないようだと相当にまずい。そして、
ベイズ統計の合理的な利用者は現実の母集団のパラメータxは確定した定数であると主観的に思っている
も正しいはず。