Thread by @stocks_leo

話題のポケットピボットについて、YouTube Videoを視聴し「株式売買スクール〜オニールの生徒だからできた1万8000%の投資法」（ギル・モラレス/クリス・キャッチャー著）「第5章 トレードの極意」を読んだ内容を纏めます。

殿(@nobutaro_mane)が既に纏めておられます内容の補完としてご覧ください。

https://twitter.com/nobutaro_mane/status/1452921537871286272

YouTube Videoはこちら。

Pocket Pivot-Trading with O'Neil Disciples-Boot Camp Session 1 - January...

1) ポケットピボットとはベースからの早期のブレイクアウト指標で、主導株の株価がもみ合いのベースからブレイクアウトする直前の買いポイントを見つける方法。ポケットピボットで買えば、より安い価格で買うことができるので、ブレイクアウト後の株価下落や調整でも振り落とされる可能性が低くなる。

2) ポケットピボットは、基本的に価格がベースからブレイクアウトする前に発生するが、価格がベースやもみ合いからブレイクして上昇した後に発生すると、買い増しポイントともなる。上昇トレンド時に発生すると、その数日内に価格がベースからブレイクアウトすることが多い。

3) 調整局面で株価が大きく下落してから数週間から数ヶ月にも亘るベースを形成して底を打ったところでポケットピボットが発生することもある（ボトム・フィッシング）。

4) ポケットピボットを見つけるためには、ファンダメンタルズが強く、強気相場で適切なベースを形成中の主導株を対象に、価格と出来高の動きをよく見ることが重要。

5) 具体的には以下。
①CAN-SLIMの各項目を満たす強いファンダメンタルズを有する銘柄であること（例：売上・税後利益、マージン、ROE等で優れていること、業界リーダーであること、極めて魅力的なテーマ性を有すること等）

6)
②週足チャートで終値が収束してきており、更に、その日の出来高が過去10日間の”株価が下落した日の”出来高を上回る出来高を伴って50SMA（or 10SMA/21EMA）から反発するように上昇すること。

7) ベースからのブレイクアウト後の上昇トレンドにある（7週間に亘り10SMAに寄り添うように動く）銘柄では、10SMAにタッチして反発した際にポケットピボットが発生しやすい。
ポケットピボットはベースの右側、一般的にはベースの上半分か、少なくとも50SMAの真上かそのすぐ上での発生が理想。

8) ポケットピボットはベースからのブレイクアウトやギャップアップと同じタイミングで起こることもあるが、基本的には独立したシグナルとなる。買いによる上昇圧力があるという点では同じ。

決算発表前に現れるポケットピボットの買いポイントは勝算が高い。

9) 魅力的なIPO銘柄を買うならば、ポケットピボットを使うと有利になる。一般的なオニール手法では、適切なベースが形成されるのを少なくとも6−8週間待つか、上昇後に現れた狭いフラッグの形が現れるのを待つ必要があるが、IPO銘柄では株価が適切なベースを形成することにそれ程拘る必要は無い。

10) ポケットピボットは万能ではなく、うまくいかないこともある点に要留意。リスク管理を怠らないこと。

買ってはならない欠陥あるポケットピボットは以下。

①10/50SMAを下回って大きく売られた後、急激に買い戻しが起こりチャートの形状がV字型になって発生したポケットピボットは概ね失敗する。

11)
（①の続き）通常、株価上昇分の調整にはより長い期間を要するため、V字型で急激に買い戻しが起こった場合は調整しきれていないことになる。
但し、50SMAに触れるところまで下落して反発した場合、50SMAは支持線としての信頼性が高いので、ポケットピボットが機能することがある。

12) ②ウェッジパターン発生後のポケットピボットでも買いは避けるべき。ウェッジとは「くさび形」の意味で、チャート上で先端が尖っていく形を形成。このパターンでは、出来高が少ない状態で株価がジリジリ上昇しながら安値を切り上げていくが、ポケットピボットが発生してもすぐに引き戻される。

13) ③ポケットピボットが発生した日の安値が10SMAの真上かすぐ下ならば適切と言えるが、安値が10SMAを明らかに上回って発生するポケットピボットは上昇しすぎで失敗しやすい。
④50SMAや200SMAを下回る銘柄で発生したポケットピボットでは買ってはならない。

14)
⑤全体的なチャート形成に5ヶ月以上かかっている下降トレンドにおいて発生したポケットピボットは無視すべし。
⑥ベースの左側で発生したり、ベースの下の1/3よりも低い場所で発生したポケットピボットは失敗しやすい。

先日来、IBD: Investor's Business DailyのSwingTraderを期間限定で試用しているが、その銘柄選定基準がポケットピボットの基準と似ていることに気づいた。

但し、「過去10日間の”株価が下落した日の”出来高を上回る出来高を伴って…」という部分は未考慮のよう。

https://twitter.com/stocks_leo/status/1448263815649394692?s=20

SwingTrader選定銘柄が全戦全勝という訳ではないまでも、確り損切り基準を浅めに設定して、上値を狙えば結構な結果が出そうな感触。
私は損切り基準をあまり浅めにしなかった銘柄が幾つかあり、ここ最近は立て続けに被弾。ただ、上昇銘柄が救ってくれているので、まあまあプラスになっている。

SwingTrader選定銘柄でポケットピボットの出来高基準や損切り基準を適用すれば、もしかして結構良い成績になるのではいう感触。過去のdealで検証してみようかな。

$PLTR
10/26に過去10日間の下落日の出来高を上回る出来高で急上昇し50SMA越え。
私は同日のほぼ最高値でInしたが、寄り後2時間半後から下落傾向に。同日の最安値を損切り価格にしたところ、同日中に見事に抵触し旅立った…
よく見たら、ウェッジ型じゃないか！
ポケットピボット失敗の典型例だった…