昨日は検疫、保健、医療それぞれの人からダイヤモンド・プリンセス号に関する話を見聞きする機会があった。どこまで話していいのかわからないので全部は書けないけど、「そもそもダイヤモンド・プリンセス号はなぜずっと横浜港にいたのか」という話は非常に興味深かった。
おいらはてっきり検疫が停留・隔離を命じていたと思っていたが、DP号が入港した時点では検疫所長にその権限はなく、できたのは検疫のために港から一切動かないようにすることと、中で検査を行うことだけだったという。
そんな中、法的に問題なく新型コロナウイルスの上陸を食い止めるために行ったウルトラCが「十分な時間をかけて検疫作業を行う」。つまり「14日間かけて検疫する」ことで法的に問題なく14日間足留めした一方で、例外規定を用いながら人道支援も行った。これを水際対策と言わずしてなんというか。
もちろん、この14日間には船長を始めとした乗員乗客の強い我慢もあっただろうし、まさに修羅場といえる状況から残念ながら命を落とした方も出ている。ただ、この話を「すごいね」「こわいね」で終わらせてはいけなくて、この場の思いを自分たちの現場につながなくては意味がないと強く感じる話であった
補足ですが、これらツイートはこの行為を評価しているわけではありません。船内での作業についても評価していません。あくまで、どういう法的根拠で船内での経過観察が行われていたのかという疑問に対して、こんなのがあってねという話の列挙にすぎません。
